マスプロ電工 新4K8K衛星放送に対応BL型共同受信用ブースター

「CATV・SH-1M」に続き「SH-P1M」を今月下旬発売
安定した受信実現

マスプロ電工は、新4K8K衛星放送(3224MHz)に対応したBL型
共同受信用ブースター「CATV・SH―1M」を2月下旬から発売している。また、「SH―P1M」を今月下旬から発売する。
【製品の特長】
1.新4K8K衛星放送(3224MHz)に対応
BS・CSの伝送周波数帯域は1000〜32
24MHzで、今年12月放送開始予定の新4K8K衛星放送に対応する。
2.優れたシールド性能
携帯電話や無線通信などとの混信や電波障害を抑制すべくシールド性能を高めているので、新4K8K衛星放送を安定して受信できる。
【開発の背景と意図】
BS・110度CS衛星による新4K8K衛星が今年12月から放送開始されるなか、信頼性の高いBL規格品で設計されたマンションなどの共同受信システムや、既設設備の改修においても、新4K8K衛星放送(3224MHz)への対応が求められている。
同社では、昨年発売した3224MHz対応BL型ブースター2機種に加えて、新たに3224MHz対応BL型CATV・BS・CSブースターと3224MHz対応BL型端末補償用BS・CSブースターを発売する。
これにより、BL型の3224MHz対応ブースターがフルラインアップとなり、BL規格で設計した物件においても、新4K8K衛星放送(3224MHz)への幅広い対応が可能となった。
1.新しいBL規格に準拠
新たに制定された漏えい基準を含むBS・CS帯域3224MHz対応のBL規格に準拠している。
2.高出力(CATV・SH―1M)
定格出力レベルがCATV上り、CATV下りとも:110dbμV、BS・CS:113dbμV/3224MHzと高出力なので、端子数の多いマンションや強電界地域での共同受信システムに最適である。
3.豊富な入・出力レベル調整機能(CATV・SH―1M)
CATV上り、CATV下り、BS・CSの帯域ごとに、利得調整やチルト調整、ATTスイッチなど豊富な調整機能を搭載しているので、各帯域の入・出力レベルを最適な値に調整でき、多様なシステムに対応できる。
4.端末補償ブースター(SH―P1M)
受信システムの途中でBS・CSのみを増幅したい場合でも、FM・UHF(CATV)パス機能を搭載しているので、FM・UHF(CATV)とBS・CSを分波しなくてもBS・CSのレベルのみを増幅することができる。
5.帯域別入・出力測定端子付き
CATV・SH―1MはCATV上り、CATV下り、BS・CSの帯域ごと、SH―P1MはBS・CSの帯域に入力レベルと出力レベルの測定端子を搭載しているので、配線接続後でもケーブルを外すことなく、各帯域の入・出力レベル測定ができる。
6.5㎜間隔目盛付き取付け金具(CATV・SH―1M)(特許出願中)
本体上下についている壁面取付用の金具には、左右に5㎜間隔の目盛を設けているので、分電盤内木板のガイド線が1cm幅の場合でも、5mm単位で正確に取付けできる。
7.DC15V給電機能付き(CATV・SH―1M)
DC15Vの安定化電源(出力容量6W)を内蔵しているので、安定した電源をBS・110度CSアンテナへ供給することが可能である。

電材流通新聞2018年3月15日号掲載