【エデックリンセイシステム】PLCダイレクト接続が可能な電動スライダを販売開始

Quailスライダ発売【PLCダイレクト接続可能な電動スライダ】

富士機械製造㈱グループの一員で、画像処理機器などを中心に、生産設備の設計、製造、販売を行う㈱エデックリンセイシステムが2015年12月1日、高性能電動スライダ「Quail
クエールスライダ」の販売を開始する。

QuailスライダQuailスライダは、2014年に販売開始された小型モータコントローラQuailクエールのコンセプト『スマート&インテリジェント』をそのまま踏襲し、①コントローラ、ドライバ内蔵でシンプルな装置構成、②上位機器、軸数増設ともに1本の配線で可能な省配線設計、③制振制御など独自の高機能な制御をメリットとした電動スライダである。
外部の位置決めユニットやドライバが不要になり、さらに、上位装置、他の軸への配線は1本、通信ケーブルで4Aまでの電流を供給する事ができるため、従来と比較して非常にシンプルな構成となり、コストダウンも可能である。また、ステッピングモータをクローズドループ制御することで、制振制御、押し当て制御などの機能を搭載、消費電力も大きく抑えることができる。
ストロークは50~300mmまでラインアップ、搬送重量は最大約1kgで、今後、高精度な小型装置や、組換え可能な卓上ロボット、エアシリンダの置換えを中心に販売していく。
設定、開発支援ツールとして、Quail調整アプリ(QuailStudio)、Windows API(Quail API)、PLC用にサンプルラダー回路を無償配布している。

特長

  • 省スペース
    ・ ドライバ一体型小型コントローラQuail搭載で、外部位置決めユニット、ドライバが不要
  • ・ PLCに直接繋ぐ事ができます。

  • 省配線
    ・ 配線一本の簡単接続。軸数の変更もデイジーチェーン接続で簡単に。
  • 高機能
    ・ 光学式エンコーダと、独自のクローズドループ制御による高精度位置決め、制振制御、低消費電力

システム構成

ドライバ一体型コントローラQuail搭載で、配線一本でPLCとの接続ができます。

仕様

アクチュエータ ストローク(メカストッパ間ストローク) 50, 100, 150, 200, 250, 300 mm
モータ □28mm
ボールねじリード 6mm
最大可搬質量
[水平加減速度0.3G]
1kg
最高速度 300mm/s
繰返し位置決め精度 ±0.020mm
ロストモーション 0.1mm
静的許容モーメント※1 MA:6.0 MB:7.5 MC:5.9 N・m
エンコーダ分解能 3200ppr(3ch, 光学式、A,B,Z相)
コントローラ 内部分解能 0.5μm
電源 DC24V/2A
通信 RS485 / デイジーチェーン接続
入力 1点(原点センサ用)
デイジーチェーン接続台数 15軸(同時制御の場合、電源ラインは2軸までを奨励※2)
機能 ポイントテーブル64点、押し当て制御、
制振制御( ローパス、ノッチフィルタ )など
環境 使用温度 / 湿度 0~40℃(凍結しないこと) / 20~80% RH
保存温度 / 湿度 -10~50℃ / 20~80% RH

※1 静的許容モーメントは静止時に許容できる最大のモーメントです。MA、MCモーメントの基準はテーブル上面、MBモーメントの基準はテーブル中心です。
※2 デイジーチェーンが可能な電気容量は最大4Aとなります。3軸以上は、別途電源が必要です。


PLCとサーボモータなどは直接接続することは通常できません。
しかし、この商品は、電動スライダを通信ケーブルに直流電源を重畳する形で、PLCと直接接続することが可能です。
このような構成とすることで、電動機器のドライバを減らすことができ、制御盤内のスペース確保や駆動機器ボックスの別置きをしなくてもよくなります。
配線に関してもドライバを通さずに配線することができるため、配線の本数を減らすことができます。
電動スライダは、工場などのFA機器に位置決めの需要に使われることが多く、指示通りの細かい位置で停まる精度が求められます。
位置決め専用サーボモータ制御を行うモーションコントローラーなどもありますが、この商品に関しては、そこまでの精度を必要としないPLC制御の範囲内で行われます。
電気工事を行っている会社では、業務が似通っていることから盤の設計製作などの請け負っている会社も多くあるかと思いますが、FAの細かい制御となってくるとなかなか手が出せないことも多いのではと感じます。
そんな方のために、電動スライダ制御のためのサンプルラダーや調整用のアプリなども無償で配布しています。
ラダーも基本的なものであれば自分で製作できるという方もいらっしゃるかと思いますが、細かい制御に関するものなどは、自作ではデバックの手間なども考えると片手間でできるものではありません。
調整用のアプリやサンプルラダーで、ある程度の基本形を示してくれているところもエデックリンセイシステムのいいところではないかと思います。
ドライバ不要で配線を少なくし、サンプルでデバックの手間を少なくする。ハード面とソフト面で、電動スライダ設置の負担を少なくしています。

公式プレスリリースはこちら: Quailスライダ発売【PLCダイレクト接続可能な電動スライダ】