総務省 全国160カ所で講習会 新4K8K衛星放送開始に備え

総務省は、今年12月のBS・110度CSによる新4K8K衛星放送開始に備えて、「衛星放送用受信環境整備事業に関する講習会(電波漏洩対策に関する講習会)」を今月21日から全国約160カ所で開催する。

新4K8K衛星放送の左旋円偏波では、新たに約2.2〜3.2GHzの中間周波数帯を使用するが、旧規格のブースターなどの機器や施工不良がある衛星放送用受信設備で、BSアンテナを左旋受信対応のものに取り替えた場合、中間周波数帯の電波が漏洩し、既存の他の無線サービスと相互に干渉するおそれがある。

このため総務省では今年度から、電波漏洩が生じないようにする改修工事に対して助成金を交付する衛星放送用受信環境整備事業を実施する。

今回の講習会は、総務省の補助を受け、放送サービス高度化推進協会(A−PAB)が日本CATV技術協会に運営を委託して実施する。

開催日時、場所等については、A−PABホームページを参照。
 https://if.apab.or.jp/technological-workshop-redirect/

〈講習内容〉
㈰電波漏洩対策と助成金について
㈪助成金申請にあたっての業者登録について
㈫助成金申請から実績報告までの流れ
㈬質疑応答など
※受講無料

電材流通新聞2018年5月10日号掲載