【東芝テック】スマートフォン、タブレット、センサを利用した無人店舗の実証実験を開始

スマートフォン・タブレット・各種センサー技術を活用したマイクロマーケット向け無人店舗の実証実験

東芝テック株式会社は、関係会社のティー・ティー・ビジネスサービス株式会社が運営する『オーバルコート大崎マークイースト事業所内売店』にて、スマートフォン・タブレット・各種センサーを活用したマイクロマーケット(小規模商圏)向け無人店舗ソリューションの実証実験を実施いたします。

実証実験の概要

期間

2019年8月23日~2020年3月31日(予定)

対象

東芝テックグループ従業員
マイクロマーケットにおける店舗運営を省人化・無人化するためのさまざまな購買体験、AI・IoT技術導入の実証実験を行います。

① スマートフォンを利用したセルフレジ
利用者のスマートフォンに専用のレジアプリおよび電子レシートアプリをインストールし、利用者自身で商品登録(商品バーコードのスキャン)を行うことができるスマートフォンレジでの運用を行います。
決済は、レジアプリにあらかじめ登録した従業員情報より、給与引き去り処理の連携を行うことでウォークスルーでの決済を実現します。
レシートは、東芝テックの既存サービスである電子レシートアプリ『スマートレシート』に出力されます。

② タブレットを利用したセルフレジ
レジカウンターに設置されたタブレットで、利用者自身でバーコードをスキャンし商品登録、決済は、従業員証での給与引き去り(キャッシュレス)または会計機での現金での支払いに対応します。

③ 各種センサー・カメラを利用したフリクションレス体験
各種センサー・カメラにて商品認識と利用者を特定することにより、商品をレジで登録する行為をなくし、ウォークスルー決済と合わせフリクションレスな購買体験を実現します。
(2019年9月よりデータ収集・検証開始予定)

④ AIを活用した不正検知
無人店舗の運営で必要となるセキュリティー面に関して、カメラ映像のAI解析によりデータ化された来店者の行動情報とPOS取引データを突合し、来店者の詳細行動の検知、不審・不正行動の特定を行うセキュリティーサービスの有用性を検証します。

実施店舗

東芝テック株式会社 オーバルコート大崎マークイースト事業所内売店

実証実験の背景と東芝テックの取り組み

日本における少子高齢化、人口減少が進むことで依然、深刻化している人材不足を背景に、近年ニーズが高まってきているオフィスビルや工場内といったマイクロマーケット(小規模商圏)向けの無人店舗ソリューションの商品化を進めてまいります。
東芝テックでは、先進技術とPOSシステムのノウハウを活かし、人手不足の解決に加えて、利用者にとっても快適な買い物環境の実現を目指します。

運用イメージ

将来構想イメージ


東芝テックでは、スマートフォンやタブレット、センサを活用した無人店舗の実証実験を行うことを発表しました。
テナントビルの入居者向けの無人店舗で、商品を取り、スマートフォンでスキャンし、入館証で決済を行うというシステムです。
タブレットを用いた場合も、備え付けのセルフレジでバーコードスキャンを行い、入館証で決済を行います。
無人店舗ということで不正利用防止措置を検討する必要がありますが、それにはAIを活用した不正利用の画像記録とPOSシステム利用データからの割り出しなどで行うというものです。
実証実験段階のため、このシステムが一般的に普及するのはまだ先と思われますが、人件費の高騰や、店舗店員の人材難などで、無人店舗の需要は高まっています。
こうした需要にこたえるように電気工事もセンサ配線やPOSシステムの更新など様々な用途を狙うチャンスではないかと思います。

公式プレスリリースはこちら: スマートフォン・タブレット・各種センサー技術を活用したマイクロマーケット向け無人店舗の実証実験