【ダイキン工業株式会社】建築設備CAD『Rebro D(レブロディー)』を発売

ダイキン独自のCADライセンスシェアリング機能でCAD運用コストの最適化を実現
建築設備CAD『Rebro D(レブロディー)』を発売

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ダイキン工業株式会社(以下、ダイキン)は、株式会社 NYKシステムズ(以下、NYKシステムズ)の建築設備CAD『Rebro』に、ダイキン独自のCADライセンスシェアリング機能を搭載した『Rebro D(レブロディー)』を開発し、2020年3月下旬に発売します。

近年、建築設備の設計や施工において、建物の3Dモデルを作成し、構造や設置物、コストや仕上げなどのあらゆるデータを一元管理するBIM(Building Information Modeling)が主流になっており、設計支援ツールであるCADにもBIM対応の機能が求められています。

本商品は、BIMとの連携に優れたNYKシステムズの建築設備CAD『Rebro』の基本性能はそのままに、CADライセンスシェアリング機能を追加したことにより、1つのライセンスを複数人で使うことが可能になったソフトウェアです。契約数を超過して使用した時間に課金されるシステムにより、CADの使用者全員分ではなく、最低限のライセンス数を契約すれば使用ができるため、運用コストの最適化が図れます。

また、建築設備設計における空調関連の計算、選定、資料作成業務を自動化するダイキンのクラウド型空調設計支援システム『DK-BIM』と連携することで、配管の選定や騒音計算ができ、これまで以上の空調設計効率化を実現します。

製品の特長

1. ダイキン独自のCADライセンスシェアリング機能により運用コストを最適化

最低限のライセンス数を契約すれば、契約数を超過して同時に使用した時間に対して1時間あたり440円(税込)が課金される仕組みにより、1つのライセンスを複数人で使うことが可能です。たとえば、建築工事の工程や安全を管理する現場代理人の平均的な図面作業時間は、全仕事時間のうち約2割~3割とされており、現場ごとの工期の違いを前提にすれば、各現場代理人の図面作業時間が重複することは少ないと考えられます。そこで、CADのライセンスを個々に専有するのではなく、CADライセンスシェアリング機能を使って複数人でライセンスを共有することで、運用コストを下げることができます。

2. ダイキンのクラウド型空調設計支援システム『DK-BIM』と連携し、空調設計を効率化

『DK-BIM』で選定した空調機器情報を『Rebro D』が読み込み、3Dモデル上に空調機器を自動配置することが可能です。また、『Rebro D』で作図された冷媒配管の情報を『DK-BIM』が取り込み、自動で配管サイズを選定して、『Rebro D』上に反映できます。さらに、『Rebro D』上の室外機や防音壁、受音点の情報を『DK-BIM』が取得して、騒音計算を実施、計算書を出力できます。

価格・発売時期

商品名 定価/ライセンス 発売時期
Rebro D 148万5000円(税込) 2020年3月下旬予定

CADライセンスシェアリングイメージ

ご参考:NYKシステムズの建築設備CAD『Rebro』の特長

Rebroは、シンプルで直感的なインターフェイスと高機能な3Dエンジンを搭載した次世代の設備CADです。 設計から施工はもちろんのこと、企画・計画や維持管理、改修計画まで、幅広い分野での業務効率化に貢献します。
建築生産プロセスの早期にBIM総合図(属性情報を持った3Dモデル)を作成することで、施主と設計者、設計者と施工者、建築(意匠・構造)と設備など物件に携わる関係者間で、正確で素早い合意形成を図ることができます。特に設備では、躯体と設備の干渉や施工手順の問題点が明らかになり、手戻りを減らすことにもつながります。
3Dモデルにより、平面・断面が常に連動し、一ヵ所に加えられた修正は、瞬時に関連データに反映されます。また、BIM総合図から必要に応じて空調図面や衛生図面、スリーブ図など、任意の図面情報を取り出すことができます。


公式プレスリリースはこちら: 建築設備CAD『Rebro D(レブロディー)』を発売