【シャープ】ウェアラブルデバイス『AIスマートリンク』を開発

上:AIスマートリンク(左:カメラ非搭載モデル、右:カメラ搭載モデル)

 (PDF版:441KB)

手軽に、生成AIとの自然なコミュニケーションを実現

シャープは、京都芸術大学※1と共同で生成AIとの自然なコミュニケーションを実現するウェアラブルデバイス『AIスマートリンク』を開発しました。

昨今、生成AIなど、AIの開発・普及が進行する一方で、パソコンやスマートフォンなどの端末画面を見ながらの操作が必要だったり、AIからの応答に時間がかかったりするなど、気軽に利用するには課題があります。

このような課題に対し、本ウェアラブルデバイスは首にかけるだけで、音声による生成AIとの自然なコミュニケーションを実現します。利用者の問いかけに対し、内蔵したマイクとカメラで周囲環境を把握した上で、音声で応答。利用者の生活をさまざまな場面でサポートします。たとえば、自転車を運転する際に本デバイスを首にかければ、AIが音声で目的地までナビゲート。画面を見る必要がないので、「ながらスマホ」抑制につながります。また、調理時のガイダンスや、音声によるAIoT対応家電の操作などにもご利用いただけます。

本ウェアラブルデバイスは、当社が開発中のエッジAI技術「CE-LLM」(Communication Edge-LLM)を搭載。利用者の問いかけに対し、高速な応答が期待できるエッジAIか、Chat GPTなどの豊富な情報が得られるクラウドAIのいずれで処理するかを即時に判断し処理することで、スムーズで自然な会話のやりとりを実現します。さらに、約100gの軽量首掛けタイプデザインですので、ハンズフリーで長時間快適にご利用いただけます。

当社は、今月から京都芸術大学と実証実験を進めるほか、Fairy Devices※2およびNEC※3と、『AIスマートリンク』を含む、次世代ハンズフリー型AIデバイスの共同開発に向けた協議も開始。2025年度の実用化を目指します。

主な特長

1.内蔵マイク、カメラで利用者の環境を把握し、問いかけに音声で応答

2.エッジAIにより、スムーズで自然なコミュニケーションを実現

3.約100gの軽量首掛けタイプデザインで、ハンズフリーで長時間快適に利用可能

※1 学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(所在地:京都府京都市、学長:川 左紀子、https://www.kyoto-art.ac.jp/

※2 Fairy Devices株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:藤野 真人、https://fairydevices.jp/

※3 日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田 隆之、https://jpn.nec.com/

●「CE-LLM」は、シャープ株式会社の登録商標です。

利用イメージ

サイクリングでのナビゲーション

調理時のガイダンス

(注)ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。


公式プレスリリースはこちら:ウェアラブルデバイス『AIスマートリンク』を開発