【DXアンテナ】信号レベルチェッカーの4K8Kの衛星放送の信号レベル測定方法を公開

「レベルチェッカー LC60WS」についてのご案内

平素はDXアンテナ製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
12月1日より新4K8K衛星放送がスタートいたしましたため、当社製品「レベルチェッカー LC60WS」につきまして、新4K8K衛星放送を利用しての測定方法をご案内させていただきます。すでに当社製品をご使用中のお客様におかれましては、以下の手順をご参照いただけますようお願い申し上げます。

(1) 新4K8K衛星放送
BS右旋帯域で新たに開始された新4K8K衛星放送は、従来2K放送と放送方式が異なります。
そのため、信号レベルの測定は可能ですが、信号品質※1については測定できません。
※1レベルチェッカーには4K8Kチューナーが内蔵されていないため、従来2K放送と同様の簡易C/Nでの測定はできません。

BS左旋帯域の新4K8K衛星放送は、受信レベルと信号品質のどちらも測定することが可能です。
なお、信号品質は受信レベル(C)/フロアノイズ(N)から算出した「換算C/N」で表示しております。

BS右旋の新4K衛星放送(BS-7・BS-17)の信号品質を測定する方法につきましては
下記の「Dサポ!」までお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。
http://qa.dxantenna.co.jp/faq_detail.html?category=&page=1&id=2462

(2) 2K放送
従来の2K放送の信号レベル及び信号品質は下表のとおり測定することができます
なお、信号品質は簡易BERから算出した「簡易C/N」で表示しております。


地上デジタル放送やBS、CS放送の信号の測定は、アンテナ設置の際に必ず行う検査項目になります。きちんと受信ができていても、信号の品質やレベルが低いと、アンテナ向きの調整などを行わなければなりません。
4Kや8K放送が開始され、信号の品質が従来の2K放送とは測定方法が異なる形になり、今までの信号レベルチェッカーでは、そのままの状態では測定ができない形となります。

しかし、換算による読み替えにより、BS放送の4K8K放送では、信号品質も測定ができるようになります。
放送規格の変更により、今までの測定機器を買い替えなければならないと考えているアンテナ施工業者の方も、こうした方法により今までの機器を利用し続けることができるということで経費の削減になります。

こうした規格の変更は施工業者には今までの機器が使用できなくなる可能性もありますが、避けて通ることができません。こうした施工業者の都合を考慮してくれるメーカの発表は注意してみるようにしましょう。

公式プレスリリースはこちら:http://www.dxantenna.co.jp/news/2019/01/level_checker/