軽量かつ高い堅牢性を実現!操作性と表現力の向上により使いやすさを追求したティーチングペンダント「HG1P形」を新発売
IDEC 株式会社(代表取締役会長兼社長:舩木 俊之)は、ティーチングペンダント「HG1P形」を2019年5月23日(木)より発売いたします。
近年、人手不足や人件費の高騰を背景として、産業用ロボット市場はグローバルに拡大しています。ティーチングペンダントは、産業用ロボットなどに実際の作業や動作を教示する際に使われる機器で、長時間持ったまま作業をする場合もあります。また、熟練工の減少などから、誰でも直感的に使うことができる操作性が求められていました。
HG1P形は、4.3インチの高解像度ディスプレイとタッチパネルの搭載により、グラフィカルで表現力豊かな操作性の提供が可能となりました。機械操作の習熟度が低い人でも操作しやすい操作性を提供できることから、作業者の教育時間の短縮と、生産現場の素早い立ち上げに貢献することができます。
また500gの軽量構造で簡単に持ち運びできるだけでなく、人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインの採用により、長時間の作業による疲労を軽減することができるなど、「見やすく」「使いやすい」ユーザビリティを追求した製品です。
ロボットのティーチング作業はもとより、広大な生産ライン、大型装置などへの配置により、省人化やメンテナンス作業の効率化などにも貢献します。
ティーチングペンダント
「HG1P形」主な特長
軽量とエルゴノミクスデザインの採用により作業効率を向上
・約500gの軽量構造により、持ち運びが容易で、長時間の作業による疲労を軽減します。
・人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインを採用し、現場に合わせて使用方法を選ぶことができます。高解像度ディスプレイ搭載により「情報を見える化」
・従来製品ではモノクロで文字の表示しかできませんでしたが、HG1P形は4.3インチの高解像度ディスプレイを搭載し、図などをカラーで表示することができます。
「情報が見える」ことから、ノウハウを持った熟練者だけでなく、誰でも直感的な操作が可能です。高速起動と耐久性の向上による使いやすさの追求
・1.5秒の高速起動で待機時間なく、ストレスフリーで使用できます。
・落下耐性1.5m(従来製品比1.5倍)となるなど、安心の堅牢性を実現しました。消費電力の低減による省エネを実現
・消費電力3W以下(従来製品比25%減)の省エネ設計。ロボットコントローラやスイッチング電源など電力供給元の容量を低減できることから、装置の小形化にも貢献します。
主な仕様
表示素子
TFT方式カラーLCD (4.3インチ)
表示色、階調
65,536色
表示分解能
480(W)×272(H)ドット
ユーザーメモリ容量
約12MB(拡張フォントを含む)
定格電圧
DC24V
通信インターフェイス
RS485/RS422、Ethernet
動作周囲温度
0℃~+45℃(ただし、氷結しないこと)
保護性能
IP54(ケーブルコネクタ除く)
外形寸法(mm)
191.0(W)×168.9(H)×56.0(D)
質量(約)
500g(HG1P形オプションケーブルを除く)
主な用途
ロボット、工作機械、半導体製造装置、自動車製造業界、食品加工業界など。
産業用ロボットに作業を行わせる場合、工場の従業員が同じ動作を、ティーチングペンダントという機器で行いロボットに記憶させて、行うというプログラミング方法をとられることが多いです。
その際に、ロボットのメーカではない工場の従業員が操作するティーチングペンダントは、操作が分かりやすく、動きながら操作することもあるため軽いことが希望の仕様として挙げられます。
IDECのティーチングペンダントは、堅牢で軽く、操作もグラフィックを使った分かりやすいものとなっています。
操作性がよく、軽いことで長時間のティーチングにも従来のものより負担を軽減してくれるものと思われます。
工場でもロボットの導入が進んでいますが、人手不足の影響もあり、ティーチングを行う人材も熟練工の退職などによって、経験の浅い人間が行うということも多くなりました。
その際に最も大きな壁となるのが、今までわかりにくい操作を熟練工が独自の解釈で行ってきたしてきた機器をどう動かすかという部分もあります。
このティーチングペンダントは、操作性にも配慮がされており、初めて使う人にも抵抗なく行えるようグラフィックパネルによる操作を導入しています。
人手不足に対応した分かりやすく、負担の軽い機器が今後リリースされるでしょう。
公式プレスリリースはこちら: 軽量かつ高い堅牢性を実現!操作性と表現力の向上により使いやすさを追求したティーチングペンダント「HG1P形」を新発売