蓄電池充電用電源EVSシリーズに逆流防止モジュール「EVS-RP」をラインアップ
2015年11月24日
TDK-Lambdaブランドの蓄電池充電用定電流定電圧電源EVSシリーズに、逆流防止モジュール「EVS-RP」をラインアップし、11月24日から出荷を開始します。
EVS-RPの主な特長と利点
- 電源OFF時の蓄電池からの電流の流れ込みを防止する逆流防止回路に最適
- 低損失:MOS-FETを使用し、ショットキーバリアダイオードと比較して、出力電圧ドロップを72%低減
- 低発熱:ダイオードと比較し、発熱を低減
- 電源の並列運転時に必要となるダイオードの代わりとして使用可能
主な仕様:EVS-RP
Model EVS-RP6020
入力電圧範囲 7~60VDC
最大入力電流 20A
最大静的逆電流 50μA
最大内部損失 4W
冷却方式 自然空冷
外形(W × H × D) 50 × 26 × 77.5【製品について】
※2018年4月1日以降の新規ご発注分より製品名を「EVS-RP6020」から「RP-60-20」へ変更します。RP-60-20 新製品
- 販売対象地域
- ワールドワイド
- ステータス
- 量産体制量産体制
- 製品カテゴリ
- 逆流防止モジュール
- 詳細カテゴリ
製品画像は代表的な製品を表示しています。
電気的特性
入力電圧範囲[DC]
7~60V
最大入力電流
20A
静的逆電流(Max.)
50μA
内部損失(Max.)
4W
形状と寸法
幅(W)
50mm Nom.
高さ(H)
26mm Nom.
奥行(D)
77.5mm Nom.
質量
60g Typ.
その他
対象製品
動作温度範囲
-20 to 74°C
冷却方式
自然空冷
安全規格(認定)
CSA C22.2 No.60950-1
EN60950-1
UL60950-1
安全規格(準拠)
備考
本ページでは、代表的な特性値のみを掲載しています。詳細仕様・条件については、各種テクニカルデータをご覧ください。
【TDKラムダ】蓄電池充電用電源EVSシリーズに逆流防止モジュール「EVS-RP」を販売開始
無停電電源装置などの瞬断ができない負荷に設置される設備の重要度が以前にまして高くなってきています。
銀行や電子商取引などに用いられる無停電電源装置はその信頼性が話題になり、設備が故障したり、停電時に正しく動作しなかった場合の損害は計り知れません。
この製品は、蓄電池の充電時のみ動作するモジュールとなります。無停電電源などの充電時の損失を抑え、バッテリ同士で並列運転を行う際に必要なダイオードの代わりにもなります。
同じ電圧規格でもわずかに電圧差があるバッテリは、並列運転を行う場合、バッテリ間に循環電流が発生しないようにダイオードを設置する必要があります。
この製品は、充電時は電源OFF時の電流逆流防止として働き、蓄電池供給時は並列運転時に必要なダイオードとして、逆電流を防止します。
この大規模な無停電電源装置を設置すると、一台運転となってしまい、故障した場合に運転不能となってしまい、信頼性が心配というお客に対して、小容量の無停電電源装置を並列に冗長構成をとり、停電時に供給する構成を取る場合があります。
その場合の、逆電流防止ユニットとして、信頼性が必要な設備を構築する際に活用することができます。
こうした構成は、整備費の面からも、細かい部分をユニット単位で更新できるなど整備を細分化を行うことができ、大型の機器を一台納入する場合よりも整備が行いやすいという一面も持っています。
公式プレスリリースはこちら: http://www.tdk-lambda.co.jp/ja/about/product/20151124_1.html