【椿本チエイン】IoT対応遠隔監視プラットフォーム「MitaMonスターターキット 稼働監視パッケージ」 新発売

1.はじめに

株式会社椿本チエイン(社長:大原 靖、本社:大阪市北区)は、設備を改造することなく、手軽にIoTシステムを導入できる商品として「MitaMon®スターターキット 稼働監視パッケージ」を2018年4月1日より新発売します。


(※)Wi-Fiルーターやケーブル、スマートフォン、PC、などは本品に含まれません。
(※)Wi-Fiルーター⇔サーバーユニット間は有線でのLAN接続も可能です。

製造現場における、IoTを活用した稼働データの可視化や記録・管理により、生産性向上を目指す企業が増えています。当社では、2016年10月にIoT対応遠隔監視ソフト「MitaMon®」を発売。しかし、IoTシステム導入には、センサーの選定・取り付け、データ発信機器の設置やネットワーク整備、監視ソフト開発など幅広い知識が必要であり、これらが大きな障壁となっています。
これらの煩雑な作業を解決できるのが「MitaMon®スターターキット 稼働監視パッケージ」です。稼働状態の見える化に必要な構成要素をパッケージにまとめました。「箱を開けて30分でIoT開始!」という簡便さが強みで、お客様は容易にIoTシステム導入を実現できます。
当社では、多くの機械や装置に設置されている「積層信号灯」に着目。その点灯(点滅)状態を「照度センサーユニット」で検出し、「端末ユニット」からWi-Fiを介して「サーバーユニット」に送信します。稼働状態は(スマートフォンやPC内の)ウェブブラウザーからサーバーユニットにアクセスすることにより、場所を選ばず確認することができます。今後、より広範囲な用途にもご利用いただけるよう、シリーズ化も検討しています。

2.特  長

(1)取り付けが容易
積層信号灯に付属の結束バンドで「照度センサーユニット」を取り付けるだけで設置完了。後付けも可能で、煩雑な作業は必要ありません。

(2)Wi-Fi利用のため配線が不要
「照度センサーユニット」の情報は「端末ユニット」に取り込まれ、点灯(点滅)を判定して「サーバーユニット」に送信します。
また送信経路にはWi-Fiを利用するため製造現場へのネットワーク配線は必要ありません。
※お客様側でのWi-Fi環境の整備が必要です。


ブラウザでの画面表示イメージ

(3)監視ソフト(WEBサーバー機能)を
標準実装
「サーバーユニット」では、各積層信号灯の点灯(点滅)状態を収集し、スマートフォンやPCなど監視端末のブラウザに稼働状態を表示します。
また稼働データのCSVファイル出力機能により稼働情報の集計にも活用が可能です。

(4)電子メールによる通報機能
設備の停止発生時など、重要な事象は電子メールで関係者に通報を行うことが可能です。
どこにいても、問題発生を遅延なく情報共有できます。

(5)増設も容易
1台のサーバーユニットで最大10台まで増設が可能。
※「増設センサーキット(①照度センサーユニット ②端末ユニット)」が必要です。

3. 用  途

積層信号灯を備えた設備、機械、装置の稼働状態監視とデータ集計

4. 納  期

受注後2週間

5. 販売計画

2018年度 1.2億円   2020年度 3億円

6. 発 売 日

2018年4月1日

7. 希望小売価格

スターターキット 298,000円(税別)
増設センサーキット 98,000円(税別)


【椿本チェイン】IoT対応遠隔監視プラットフォーム「MitaMonスターターキット 稼働監視パッケージ」 を販売開始

多くの製造現場に設置されている積層信号灯にWiFi機能を持たせた最新型のIoT機器です。
製造現場では、IoTが叫ばれる以前から、大型の設備投資が行われており、多くの機器は自動化やネットワーク化が行われています。
しかし、その多くはLAN接続などであり、古くはRS485、RS232Cなどの旧来のネットワークが今も現役で使用されている現場も少なくありません。
そのため、無線LANやWiFiなどの有線接続以降の機器の導入が少し遅れていると言われています。
そこで、製造現場での警告や良好状態などを遠くからでも判別できる積層信号灯を本機器に交換するだけで、WiFi接続でサーバへデータを送ることができます。
この信号灯に交換するだけで、今まで送れなかったデータをサーバへ送ることができ、設備管理の新たな指標となり、整備計画を正確に立てることが可能です。
完全オートメーション化されている工場などでは、管理者が少人数で運営されているところも多く、隅々まで気が回らなくなってしまいます。
そんな時に設備停止故障や警告をメールなどで受け取り、場合によっては駆けつけ対応などを行うような体制を作ることも可能です。
稼働状況や時間を様々なソフトウエアで編集可能なCSV形式での保存もできます。こうしたデータの汎用性を高めた仕様も保守作業を効率化できるものです。

有線ネットワークで構築された現場でも、無線化することで配線を撤去することができます。そのため、スペースの確保を行うことができ、ケーブル劣化による張替なども検討も行う必要がありません。
電気工事でよく行く工場や現場などに設備監視の無線化を提案してみてはいかがでしょうか?

公式プレスリリースはこちら: http://www.tsubakimoto.jp/company/press/2018/03/29/1/