電子情報技術産業協会（ＪＥＩＴＡ）はこのほど、「CEATEC JAPAN 2019」の開催に合わせて、「Society 5.0」の最新動向や技術解説や産業革命史、未来年表などのコンテンツが盛り込まれた冊子『Society 5.0―未来の社会をデザインする―』を発行した。
ＪＥＩＴＡは、事業計画の基本方針に「Society 5.0の推進」を掲げる。２０１７年には会員規定に関する定款を変更し、ＩｏＴに関連するあらゆる産業の企業／団体に会員の門戸を広げた。
一昨年、昨年に続いて３冊目の発行となる今回の冊子は、これまでの「Society 5.0を紹介する冊子」というコンセプトから「Society 5.0の未来をデザインする人たちのための冊子」へと大きく転換し、これからの未来を考えるうえで必要な情報をまとめている。
冊子の編集人を務めたＪＥＩＴＡの吉田俊広報室長は「『Society 5.0』は未来に向けた大きなビジョンであり、大切なことは『未来はどうなってほしいのか』『どんな社会でどのような暮らしをしたいのか』を自分自身で考え参画し主体的に社会をデザインすることだと考える。次世代を担う方々にぜひこの冊子を手に取っていただき未来について考え、みずから新たな一歩を踏み出す一助となればこの上ない喜びである」と語る。
電材流通新聞2019年10月10日号掲載
