- オープンモード設計
- VW規格 VW 80808-1(2020年3月版)に従ったフェールセーフ要件を充足
- AEC-Q200およびVW規格 VW 80808-2(2020年3月版)に従った適性仕様
- ISO 7637-2に従ったトランジェントに対する信頼できる保護
TDK株式会社(社長:石黒 成直)は、バッテリーと直に接続される電子自動車アセンブリ用途のオープンモードチップバリスタの量産開始について発表します。この新チップバリスタは、ISO 7637-2に従ったトランジェントサージ電圧への信頼できる保護となり、VW規格VW 80808によるフェイルセーフ要件も満たしています。過度の曲げ応力がかかった場合でもショートを避けられるため、非連動バッテリー端子(例えば、ターミナル30)ではとりわけ重要になります。
この新型サージ保護部品は、14 VRMSまたは16 VDCの最大動作電圧用に設計されています。B725*0G1140S862シリーズの三種類は、8/20 µs 波形でそれぞれ120A、200Aおよび400Aのサージ電流に耐えるように設計されております。サージ電流耐量に応じて、これらのチップバリスタにはEIA 0805、1206および1210の各サイズが用意されており、-55°Cから+150°Cの幅広い温度範囲に適しています。
主な用途
- バッテリーと直に接続される、自動車用途
主な特徴と利点
- オープンモード設計
- VW規格VW 80808-1(2020年3月版)に従ったフェイルセーフ要件の充足
- AEC-Q200およびVW規格VW 80808-2(2020年3月版)に従った適性仕様
- ISO 7637-2に従ったトランジェントに対する信頼できる保護
- -55°C から+150°Cの幅広い温度範囲
主な特性
型式 品名 最大動作電圧[V] サージ電流耐量(8/20 µs)[A] 端子電圧[V] VRMS VDC CT0805S14BAUTOGOM_G B72510G1140S862 14 16 120 42 CT1206S14BAUTOGOM_G B72520G1140S862 14 16 200 40 CT1210S14BAUTOGOM_G B72530G1140S862 14 16 400 40 製品の詳細情報は www.tdk-electronics.tdk.com/ja/ctvs.
TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。 独自の磁性素材技術をそのDNAとし、最先端の技術革新で未来を引き寄せ(Attracting Tomorrow)、社会の変革に貢献してまいります。
当社は各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。2020年3月期の売上は約1兆3000億円で、従業員総数は全世界で約107,000人です。
公式プレスリリースはこちら:
ESD/サージ保護デバイス:自動車バッテリーケーブル用フェイルセーフ対応 チップバリスタ