【IDEC株式会社】ソフトウェアのアップデートによりMQTTプロトコルに対応

プログラマブルコントローラ「FC6A形Plus」から
クラウドサーバーにデータ送信が可能に

IDEC株式会社(代表取締役会長兼社長:舩木俊之)は、2015年12月に高機能なプログラマブルロジックコントローラ(PLC)「FC6A形All-inOneCPUモジュール」の発売を開始し、2017年10月には、さらに高性能・多機能な「FC6A形PlusCPUモジュール」を発売いたしました。高性能と手軽さを一台で実現するAll-in-Oneタイプと、大型機械や小規模の生産ライン全体の制御可能にするPlusタイプをラインアップし、遠隔監視・操作をはじめとするIoTを手軽に実現できます。

FC6A形は、年に数回ソフトウェアのバージョンアップを行っておりますが、2020年12月21日(月)に予定しているバージョンアップにより、FC6A形Plusが「MQTTプロトコル」に対応いたします。

近年IoTの普及により、各種機器から集めたさまざまなデータをサーバーに保存し、そのデータを分析・活用したい、という需要が高まっています。MQTT(MessageQueueTelemetryTransport)は、IoTに適した通信プロトコルとして国内外で広く利用されていますが、MQTT通信プロトコルに対応した産業用コントローラは限られているため、機械や設備のデータをサーバーへ送信する場合、PLCからデータを収集し、MQTTプロトコルに変換するための通信機器(エッジコントローラー、IoTゲートウェイ等)を追加したり、中継サーバーを設置する必要があるため、費用面、開発面において課題となっていました。

これまでの課題

通信機器や中間サーバーを設置すればPLCのデータをデータ収集サーバーに集約することが可能だが、
費用面、開発面において難易度が高く、簡単には導入できない。

FC6A形Plusによる解決案

MQTT対応となることで、PLCから直接データ収集サーバーと通信することが可能に。
制御とセンシング、通信を1台で行えることから、簡単にIoT化の需要に対応。
既にFC6A形Plusを導入いただいている場合も、今回のソフトウェアバージョンアップでMQTTプロトコルに対応。

生産現場だけでなく、さまざまな機械・設備においてFC6A形をIoTコントローラとしてお使いいただくことにより、低コストで効率的なおデータ集が可能となります。これにより、傾向や状況をリアルタイムに把握することができ、業務の効率化や生産性向上に寄与いたします。


公式プレスリリースはこちら: ソフトウェアのアップデートによりMQTTプロトコルに対応