【株式会社四電工】建築設備 CAD「CADEWA Smart V3.0」販売開始~“BIM”と“利便性”の更なる強化で、作画効率向上に貢献~

株式会社四電工と株式会社富士通四国インフォテックは、建築設備CAD CADEWA(キャデワ)シリーズ の
新バージョンとして「建築設備CAD CADEWA Smart V3.0」(以下、「CADEWA Smart V3.0」) を2021年9月1日より販売開始いたします。
「CADEWA Smart V3.0」は、前バージョンで搭載したAutodesk Revitとの互換連携を更に強化し、BIM※1への高精度な統合調整やデータの利活用が可能です。また、お客様からのご要望を受け、利便性向上を中心とした機能を拡充し、生産性向上や作業時間短縮に貢献いたします。
「CADEWA Smart V3.0」が、お客様の課題解決をこれまで以上に、強力にサポートいたします。

CADEWAシリーズは、1987年に国内で提供を開始し建設業を中心とした多くのお客様にご利用いただいております。
2019年11月から『はやい』『かんたん』『かしこい』のコンセプトを基に開発した「CADEWA Smart V1.0」を、翌2020年10月には『BIM』と『かしこさ』の強化を実現した「CADEWA Smart V2.0」を提供しました。
建設業界では、2024年4月から働き方改革に伴う時間外労働の上限規制が予定されており、今まで以上に生産性向上と時間短縮への取組みが急務となっています。
これらの課題解決に向け、データとデジタル技術を活用したDX※2を見据えた活動としてBIMが注目されており、今後BIMを用いたプロセスの最適化、標準化が広がっていくと考えられます。
新バージョンの「CADEWA Smart V3.0」では、『BIM』への親和性向上や作業時間短縮に寄与する『利便性』を強化いたしました。今後も更なる機能強化を進め、建設業の課題解決に向け全力で取り組んでまいります。

機能強化ポイント

Autodesk Revitとのダイレクトデータ互換連携を強化 (BIM 対応強化)

AutodeskRevitネイティブファイル(「.rvt」「.rfa」拡張子)での直接データ互換(形状)を実装した前バージョンに加え、CADEWA Smart V3.0 部材の 3D 形状を保持したまま、属性を RUG-jp※3で定義される設備ファミリの共有パラメータに沿って連携する機能を追加しました。
これにより、CADEWA Smart V3.0 で作成した部材属性は、AutodeskRevitと相互に意味を持って認識できます。
高精度な 3D モデル統合調整(形状)と、これから更に重要視される情報の利活用(属性)の両方に寄与します。

CADEWA Smart V3.0 IFC 検定(BIM 対応強化)

building SMART Japan※4の策定する IFC 検定※5に合格することで、精度の高い IFC※6データ互換を実現します。
(現在IFC 検定中)

『利便性』の強化(一部抜粋)

以下の機能により、作業時間の効率化に寄与します。
●システムの複数起動:1 台のパソコンで CADEWA Smart V3.0 を複数起動でき、各画面で独立した作画が可能
●文 字 の検 索 と置 換 :図面内の文字検索と置換を専用コマンドから実施可能
●補 助 線 コ マ ン ド :複数補助線の均等配置や角度指定などの作画が可能
●ス タイルツールバー:利用頻度の高いスタイル編集をコマンド化し、常時表示領域に配置
●接 続 チ ェ ッ ク :機器/器具とルート(配線含む)同士の接続チェックを行い、未接続箇所を接続
●バルブソケットの自動発生:塩ビ配管にネジ込みバルブ配置した際、バルブソケットを自動発生
●複合スイッチ・コンセント登録:スイッチやコンセントの種類や並びを自由に組合せてシンボル登録可能

●末端省略/エンド伏せの配線束ね:複数配線を束ねて表現可能
●非常灯/感知器/カメラの表現:照度や感知・視界範囲を視覚的に表現でき、配置検証に貢献
●電気/配管部材の追加:ご要望の多い電気シンボルや配管継手部材等を追加
(※1) BIM(Building Information Modeling)
コンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能、仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築すること

(※2) DX(デジタルトランスフォーメーション)
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
(※3) RUG-jp
RUG-jp (Revit User Group Japan)は、 建設業界において、AutodeskRevitを中心としたBIMを実務的に活用できるような活動を行い、その普及と展開を目的としたAutodeskRevitのユーザ会
(※4) building SMART Japan
建物のライフサイクルを通してデータを共有化し、有効な相互運用を可能にするための活動を行う一般財団法人
(※5) IFC検定
日本国内におけるIFCデータ連携の精度向上と建設業の実務におけるIFC利用普及を推進するための、building SMART Japanが行う検定
(※6) IFC
建物を構成する全てのオブジェクトのシステム的な表現方法を定義した、BIMの標準データ形式

販売製品

製品名 概要 販売価格 販売開始時期
建築設備CAD CADEWA Smart V3.0 電気・空調・衛生 スタンダード版 オープン価格 2021 年9 月1 日
建築設備CAD CADEWA Smart LT V3.0 電気・空調・衛生 平面図作成機能限定版

関連リンク

株式会社四電工 CAD開発部 http://www.cadewa.com/

商標について

CADEWAは株式会社四電工の登録商標です。
Autodesk Revitはオートデスク株式会社の登録商標です。
その他記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


公式プレスリリースはこちら: 建築設備 CAD「CADEWA Smart V3.0」販売開始~“BIM”と“利便性”の更なる強化で、作画効率向上に貢献~