当社は、送電前に回路種別(電灯、動力)を問わず幹線およびコンセントの送電前チェックが1台で可能な「単相/三相配線チェッカー」を開発しました。 開発品を用いることで送電前の安全な状態で行先確認、導通確認、結線確認ができ、送電を待たずに効率的にチェックを行えるため生産性向上を実現します。
【開発の背景】
幹線やコンセントへの送電前には、送電時のトラブルを防ぐため行先確認や結線確認などの送電前チェックを行いますが、回路種別や試験内容に応じて複数の試験器を使い分ける必要があり、多くの作業時間を要していた他、動力コンセント用の送電前試験器は市販されていませんでした。 そこで、小型かつ軽量で持ち運びが便利な送信器と受信器で構成した試験器「単相/三相配線チェッカー」を株式会社昭和電業社(本社:千葉県市原市)と共同開発しました。
【単相/三相配線チェッカーの特長】
① 送電前に幹線および電灯・動力コンセントの安全なチェックが可能
② 行先確認、導通確認、結線確認が可能
③ 誤って活線に接続した場合に光と音で警告
【単相/三相配線チェッカーの基本仕様】
① サイズ
(送信器)W101×D40×H162mm
(受信器)W 81×D40×H152mm
② 質量
(送信器)約470g
(受信器)約330g
③ 電源
(送信器)単3電池×4本
(受信器)単3電池×2本
④ 連続使用可能時間
(送信器)48時間
(受信器)12時間
【今後の展開】
「単相/三相配線チェッカー」は5月24日から26日にかけてインテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される「JECA FAIR 2023~第71回電設工業展~」に出品します。 当社は、現場作業の安全性向上につながる製品や工法の開発を通じて、設備工事業界の発展に寄与したいと考えています。
効率良く送電前のチェックが可能な単相/三相配線チェッカー
公式プレスリリースはこちら: 幹線およびコンセントの送電前チェックを1台で完結 「単相/三相配線チェッカー」を開発