【株式会社やまびこ】可搬型発電システム 「shindaiwa®マルチハイブリッドキューブ」の実証実験を開始しました

株式会社やまびこ(以下、当社)は、太陽光・蓄電池・発電機をエネルギー源とする箱型にパッケージングされた可搬型発電システム「shindaiwa®マルチハイブリッドキューブ」を開発し、株式会社技研製作所(以下、技研製作所)の可搬式駐輪システム「モバイルエコサイクル®」の全ての電力を供給する実証実験を開始しました。

「shindaiwa®マルチハイブリッドキューブ」システム構成

太陽光パネル+蓄電池+発電機+パワーコンディショナー

「shindaiwa®マルチハイブリッドキューブ」特徴

1. カーボンニュートラルで発電する可搬型キューブ
系統電力がない場所でも安定した電源を供給します。
発電機にバイオ燃料(RD)を使用することによってカーボンニュートラルにも貢献します。災害時においても、電源供給ソースとして活躍します。

2. 三相・単相3線の同時出力が可能です
可搬式駐輪システム「モバイルエコサイクル®」への電力供給(三相)と、電動自転車のバッテリー充電(単相)を行うことができます。

3. 遠隔監視で管理の省人化を実現します
太陽光パネルの発電量、蓄電池の残量、発電機の稼働状況(燃料残量、エンジン回転数など)を遠隔地から確認できるので、保守点検や維持管理を効率的に行うことができます。

実証実験の目的

当社と技研製作所は両社でカーボンニュートラルに向けた取り組みを開始することに合意し、以下の目的のため実証実験を開始しました。

1. 系統電力のない場所で三相を供給する「shindaiwa®マルチハイブリッドキューブ」の特徴を活かし、技研製作所の可搬式駐輪システム「モバイルエコサイクル®」の出入庫に必要な動力(三相)を供給します。
2. 実証実験の期間を1年以上とし、季節変化の影響などのデータ検証を行います。

当社の「shindaiwa®マルチハイブリッドキューブ」は5月22日から24日に幕張メッセにて開催された第6回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO 2024)にて初公開されました。建設機器の電動化が進む中、系統電力がない建設現場での三相動力供給源として、また電動機器のバッテリー充電ソリューションとしての活用を期待する声が寄せられました。

株式会社 技研製作所 プレスリリース

https://www.giken.com/ja/news/release/gkn24nw013ja/

shindaiwa®マルチハイブリッドキューブ 参考仕様

外形寸法:    D5570×W2440×H2550mm
質量      :    約2600kg
発電出力:    三相(200V) 最大9.9kVA、単相3線(100/200V) 最大8.0kW

※三相・単相3線とは
三相:産業用の電気機器など大型電気製品に電気を送る際に利用され、工場や発電所、オフィス、店舗、商業施設を中心に利用される電力
単相3線:家電製品など、比較的小さな電気製品に利用される電力

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社やまびこ エネルギーソリューション推進室
メール:energy@yamabiko-corp.co.jp


公式プレスリリースはこちら:可搬型発電システム 「shindaiwa®マルチハイブリッドキューブ」の実証実験を開始しました