【シャープ】ベトナム初の太陽光発電所が運転開始

約48MW-dcの大規模出力により、約32,628世帯分※1の電力を供給
ベトナム初※2の太陽光発電所(メガソーラー)の運転が開始

9月25日に、ベトナム初の太陽光発電所(メガソーラー)の運転が開始されました。本発電所は、シャープエネルギーソリューション株式会社※3が、Thanh Thanh Cong Group(以下、TTCグループ)※4や、TTCグループ傘下のGia Lai Electricity Joint Stock Company※5などと共同で同国のトゥアティエン・フエ省に建設しました。10月5日に、同国の工商省や内務省などの関係者を招き、発電所内の特設会場で竣工式が行われました。

本発電所の出力規模は約48MW-dcであり、これはベトナムの一般的な家庭の約32,628世帯分の年間消費電力量に相当します。当社は、本発電所のほかにも、同国のビントゥアン省とロンアン省に、それぞれ約49MW-dcの太陽光発電所をTTCグループなどと共同で建設しています。今後も、ベトナムにおける再生可能エネルギーのさらなる普及拡大に貢献してまいります。

■ 発電所の概要

設置国

ベトナム社会主義共和国

設置場所

トゥアティエン・フエ省

出力規模(モジュール容量)

約48MW-dc

年間予測発電量

約61,570MWh/年(約32,628世帯分の年間消費電力量に相当)

想定温室効果ガス排出削減量

約20,503tCO2/年

運転開始日

2018年9月25日

※1 1世帯当り1,887kWh/年にて算出しています。
※2 2018年10月10日現在。シャープ調べ。
※3 太陽光発電システムの販売および電気設備工事などのエネルギーソリューション事業を担うシャープ株式会社の子会社。
※4 不動産、エネルギー、農業、教育などを手掛ける複合企業。
※5 太陽光、水力、風力発電などの再生可能エネルギー事業の中核を担う、TTCグループ傘下の合弁企業。


10月5日に行われた竣工式の様子


セル当たりの発電量が高出力の太陽光パネルを製造しているシャープが、子会社の施工により、ベトナムに初めての太陽光発電所を建設しました。
10月5日に竣工式が執り行われ、発電所の運転が開始されました。
ベトナムはまだ社会インフラの整備が十分でなく、発電所建設の需要も多くあります。
日本でも、太陽光発電所の建設ラッシュが起きましたが、九州電力管内では、送電線量が発電量を上回る事態となる可能性があり、発電所への送電停止を要請するという事態に陥っております。
こうした国内での事情も鑑み、シャープは海外での太陽光発電所の建設を検討したことが今回の案件につながったものと考えられます。
もともと高品質な太陽光パネルには定評がありますので、こうした東南アジア諸国の電力需要にも太陽光発電所の建設で自然エネルギーの活用を促進していこうという狙いがあります。

公式プレスリリースはこちら: ベトナム初の太陽光発電所(メガソーラー)の運転が開始