従来品比最大約1.7倍※1の明るさで、検査の高速化・精度向上に貢献
長距離照射にも対応した製品で、全156機種の豊富なラインアップ当社の100%子会社であるシーシーエス株式会社(本社:京都市代表取締役社長大西浩之以下、シーシーエス)は、画像処理検査用LEDバー照明「HLDL3シリーズ」、リング照明「HLDR3シリーズ」を2021年12月10日に発売します。
本シリーズは、長距離照射や広範囲照射にも対応する製品で、照明の形状はバータイプ12サイズ、リングタイプ1サイズで、照明の発光色は4色、光の指向性はナロータイプ・ミディアムタイプ・ワイドタイプの3種類をラインアップしており、様々な用途に応じてお選びいただけます。
※※1HLDL3-300X28SW-DF-Nと、シーシーエス製品HLDL2-300x45SW-DF-Nとの比較。照射距離1,000mmの場合。型式により、明るさアップの比率は異なります。
「HLDL3シリーズ」「HLDR3シリーズ」製品特長
シーシーエスが2012年に発売したバー照明HLDL2シリーズは、自動車部品など大型ワークの外観検査や、検査対象物から離れた位置に照明を設置する検査環境や、製造現場の自動化に対応するロボットピッキングなど、広範囲を明るく照らす必要がある製造現場で多数ご利用いただいております。
今回、このHLDL2シリーズの全型式をリニューアルして発売する「HLDL3シリーズ」は、ラインアップを拡充し、より幅広い用途で使用いただくために以下の特長を有しています。
①明るさを向上
LEDの高出力化と光学系の開発により、従来品比で最大約1.7倍の明るさを実現。この結果、高速搬送の製造ラインでも、明るく精細な画像を取得することが可能となり、生産性向上に貢献します。LED基板と部材の設計を工夫した効率的な放熱(特許出願済)を実現し、従来品同等の価格を設定しました。
②3種類の光の指向性
照射範囲が広く比較的均一に照射するワイドタイプ、指向性が高く検査対象物との距離が離れていても比較的高い放射照度を示すナロータイプに加えて、ミディアムタイプを追加しており、検査環境に応じてお選びいただけます。
③軽量・コンパクト化
指向性ナロータイプでは従来品比で約20%軽量化※2し、筐体の奥行きは、全タイプで62mmから44mm、高さは、指向性ナロータイプでは42mmから30mmにコンパクト化。この結果、ロボットアームや検査装置への容易な取り付けを実現します。
④豊富なラインアップ
バータイプのHLDL3シリーズは、サイズは発光面長150mm~1800mm(150mm単位)の12サイズ、LED発光色は赤・青・白・赤外の4種、光の指向性が3タイプで、合計144機種をラインアップしています。
⑤リングタイプも同時発売
HLDL3シリーズに加えて、同じく3種類の指向性に対応したリングタイプの照明HLDR3シリーズを同時に発売します。こちらは筐体直径が100mmの1サイズ、LED発光色は赤・青・白・赤外の4種で、合計12機種のラインアップとしています。
※2HLDL3-300X28SW-DF-Nと、シーシーエス製品HLDL2-300x45SW-DF-Nとの比較。
シーシーエスのテスティングルームでは、大型の検査対象物に対応した専用の治具を用いることで実際の検査環境と近い照射実験が可能です。国内に13拠点あり、専任のライティングコンサルタントに相談しながらお試しいただけます。
今後も、お客様に「見える!」、「出来る!」をご提案していくことで、お客様にとって「なくてはならないソリューションベンダー」となるべく邁進してまいります。
3つの光の指向性
製品一覧
シーシーエス株式会社について
シーシーエスは、1993年に京都で工業用途における検査用LED照明メーカーとして設立以来、画像処理検査用LED照明の分野ではリーディングカンパニーとして、トップシェアを誇ります。工業用途で培った、照明の使い方によって検査精度を高める技術「ライティングソリューション」を強みに様々な分野へ展開しています。
近年では、様々なカメラメーカーやレンズメーカーと連携して、お客様のご要望に応じた機器選定および設定を最適化するソリューションを拡充し、積極的ご提案することで、お客様の利便性を高めることに注力しています。
公式プレスリリースはこちら: 画像処理検査用 LED バー照明「HLDL3 シリーズ」、 リング照明「HLDR3 シリーズ」を発売