2021年5月に「平成9年消防庁告示第十号:耐火電線の基準」が改正され、同年10月に最大使用電圧が60V以下の回路(小勢力回路)用の耐火ケーブルの性能基準が規定されました。(株)フジクラ・ダイヤケーブルではこの性能基準を満足するケーブルを開発し、2022年1月に小勢力回路用耐火ケーブル(EM-JFP)の型式認定をいち早く取得しました。
従来、自動火災報知設備用には小勢力回路用耐熱電線と呼ばれる、最高380℃の熱に15分間暴露されても回線が維持できる電線が使用されていますが、近年の倉庫や建物の大規模化に伴い、火災時の回線維持時間をより長く保つことが可能な電線のニーズが高まり、これに応えるかたちで、最高840℃の熱に30分間耐えられる小勢力回路用耐火ケーブルが新たに規定化されています。
当社の小勢力回路用耐火ケーブルは、導体径1.2mmの4心タイプで外径が約9mmと細径ながらもこの条件をクリアする性能を有しており、大規模倉庫や工場の非常通報回路用に最適な製品となっています。
公式プレスリリースはこちら: 新たな耐火基準に対応した小勢力回路用耐火ケーブル(EM-JFP)