1.はじめに
株式会社椿本マシナリー(社長:藤井 幸博 本社:大阪市西区 椿本チエイン100%子会社)は、高速・高可搬・長ストロークを特長とする直角座標型ロボット「ガントリーロボット TM・TF シリーズ」6機種を4月1日に新発売いたします。
椿本マシナリーは「エンジニアリング商社」を目指し、少人化・省力化をテーマとした自動化システムの提供により、お客様のニーズにお応えしてきました。新商品の「ガントリーロボット」は、高速シリーズ、高可搬シリーズでラインアップ。工作機械の周辺設備や搬送設備向けに当社が企画・開発し、標準機種として商品化しました。
ガントリーロボットは、シンプルな構造でコンパクトな直角座標型ロボットです。高速(最速5m/秒)、高可搬(最大5トン)、長ストローク(最長50m)をコンセプトに、6機種を標準品にしました。昇降軸テレスコ仕様など、様々なニーズに対応した最適なシステムを短納期でご提供できます。
当社では、ガントリーロボットを、工場内ソリューションをはじめDX、SDGsに貢献するツールと位置づけ、設計工数削減やコストダウンなどのお客様の課題解決に向け、周辺機器も含めたトータルエンジニアリングを提供してまいります。2.「ガントリーロボット」の特長
(1) 6シリーズのラインアップにより、お客様の用途に応じた構成が可能
(2) 業界最高クラス5m/秒の高速搬送が可能(TM160R・TM240Rシリーズ)
(3) 1.5m/秒走行で5,000kgの高可搬搬送に対応(TM300Rシリーズ)
(4) 50mのロングストロークにも対応可能(TM240Bシリーズ除く)
(5) コンパクトNCコントローラ2機種を標準設定
3.仕様
(1) 高速シリーズ
シリーズ名 フレームタイプ 標準速度 最高速度 TM160Rシリーズ 一体型アルミフレーム、ガイドレス、ラック&ピニオン駆動 3.5m/sec走行 400kg可搬 5m/sec走行 200kg可搬 TM240Rシリーズ 薄型高剛性アルミフレーム、ラック&ピニオン駆動 3.5m/sec走行 400kg可搬 5m/sec走行 200kg可搬 TM240Bシリーズ 薄型高剛性アルミフレーム、ボールネジ駆動 0.6m/sec走行 150kg可搬 1.2m/sec走行 100kg可搬 (2) 高可搬シリーズ
シリーズ名 フレームタイプ 標準速度 最高速度 TM300Rシリーズ ラック&ピニオン駆動 1.5m/sec走行 5,000kg可搬 2m/sec走行 3,000kg可搬 TF350Rシリーズ 1m/sec走行 700kg可搬 1.5m/sec走行 500kg可搬 TF550Rシリーズ 1m/sec走行 3,000kg可搬 1.5m/sec走行 2,000kg可搬 (3) ロボットコントローラ(共通)
シリーズ名 フレームタイプ TC103S 最大軸数 4軸 モーター出力 0.4Kw~3.5Kw
コンパクト制御盤TC106S 最大軸数 6軸 4.用途
工作機械・各種自動機・各種検査装置・工程間の搬送機器として活用
5.価格・納期
都度見積(機種およびシステム構成ごとに要相談)
6.販売計画
初年度(2022年度)2億円、 2025年度 5億円
▼椿本マシナリーホームページ内ガントリーロボット特設ページ
https://www.tsubakimoto.jp/tmc/products/lp/gantry-robot/
プレスリリースに記載されている情報は発表当時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
公式プレスリリースはこちら: シンプル構造により、コンパクトさを追求 高速・高可搬・長ストロークに対応 「ガントリーロボット TM・TFシリーズ」6機種を新発売