【TDKラムダ】耐環境性能を高めた基板と動作温度を50℃までとした協力ファン搭載のDC―DCコンバータを販売開始

双方向DC-DCコンバータ EZA2500-32048に内部基板両面コーティング品と、50℃まで動作温度を広げた高速・防塵・長寿命ファン搭載品を追加しました。

TDK-Lambdaブランドの小型・薄型・高効率の双方向DC-DCコンバータ EZAシリーズの2.5kW出力のEZA2500-32048に、内部基板両面コーティング品と、さらに50℃まで動作温度を広げた高速・防塵・長寿命ファン搭載品を追加し、11月8日から販売を開始します。

主な用途

  • 蓄電システム(直流バスに接続されるリチウムイオン電池、鉛蓄電池、電気二重層コンデンサなどの充放電制御)
  • 電力エネルギーの回生システム

主な特長と利点

  • 双方向DC-DCコンバータとしておよそ必要とされる機能をほぼ実現する、先進のデジタル制御電源
  • 1Uサイズの薄型・フルラックサイズ、最大効率94%以上
  • 基板両面コーティングモデルは、ゴミ等によるトラブルのリスク低減(注)
  • 高速・長寿命・防塵ファン採用モデルは、基板両面コーティングに加え、動作周囲温度を50℃まで拡張
  • 高速・長寿命・防塵ファン採用モデルは、ファンの期待寿命が現行品の5年から10年に延伸
    (注)保証するものではありません。設置にあたり、必要に応じてゴミ、塩害の対策をお願いします。

新モデルのラインアップ

モデル名 機能
EZA2500-32048CO 内部基板の両面コーティングを追加
EZA2500-32048FC 内部基板の両面コーティングを追加+高速・長寿命・防塵ファンを採用することで動作温度範囲の上限を50℃まで拡張。ファンの期待寿命も5年から10年に延伸。

【TDKラムダ】耐環境性能を高めた基板と動作温度を50℃までとした協力ファン搭載のDC―DCコンバータを販売開始

以前は、スイッチング電源やDC―DCコンバータと言った精密機器は、電気室に設置され、温度が上がらないよう空調が設置され、きちんとした温度管理と、埃などが入ってこない環境での使用が一般的でした。

しかし、IoT機器などの普及が進み、電源装置も工場の現場の一部などあまり環境の良くない場所に設置されるケースも珍しくなくなりました。
そんな環境の悪い場所で使用できるDC-DCコンバータシリーズがTDKラムダより発売されました。基板に埃や導電性の物質が付着しても壊れないよう基板表面をコーティングしています。さらに周囲温度が50℃まで上昇しても正常動作を行う仕様となっています。これによって、現場が高温環境であったとしても、動作に問題なく使用することができる耐環境性能を持っています。今後、様々な用途に利用できるようこうした精密機器の耐環境性能の向上は続いていくものと思われます。

公式プレスリリースはこちら: 双方向DC-DCコンバータ EZA2500-32048に内部基板両面コーティング品と、50℃まで動作温度を広げた高速・防塵・長寿命ファン搭載品を追加しました。