【株式会社エム・システム技研】ビルディングオートメーション用通信プロトコルの BACnetに対応したBAコントローラ、通信カードが登場

株式会社エム・システム技研(本社:大阪市西成区南津守、社長:宮道三郎)は、リモート制御・監視システム BA3シリーズに、ビルディングオートメーション用ネットワークであるBACnet MS/TP、BACnet/IPに対応したBAコントローラ(形式:BA3-CB10)とBACnet MS/TPに対応した通信カード(形式:BA3-NBM1)、BACnet/IPに対応した通信カード(形式:BA3-NBI1)を2019年11月に追加し、法人向けに販売を開始しますのでお知らせいたします。目標販売台数は、年間各1,000台です。

製品情報

リモート制御・監視システム BA3シリーズ
BAコントローラ

BAコントローラ(形式:BA3-CB10)は、PLCに関する国際規格であるIEC 61131-3(プログラミング言語)に準拠したソフトロジック機能を搭載しています。プログラミング言語には、ファンクションブロック方式を採用しており、繰返し使用するロジックや演算を部品化し、何度でも使用することができます。ファンクションブロックは、プログラム開発の効率化とプログラムミスの削減に寄与します。

形  式 BA3-CB10 BACnet仕様
適用規格:
ANSI/ASHRAE Standard
135-2010、135-2012
BACnet標準装置プロファイル:
BACnet Application Specific
Controller(B-ASC)
基本価格 200,000円
サ イ ズ 幅 27.5mm
高さ 130mm
奥行 119mm
消費電流 110mA
質  量 約180g ソフトロジック仕様 IEC規格:IEC 61131-3

リモート制御・監視システム BA3シリーズ
BACnet MS/TP通信カード

BACnet MS/TP通信カード(形式:BA3-NBM1)は、RS-485で通信を行うBACnet MS/TPに対応しています。

形  式 BA3-NBM1 BACnet仕様
適用規格:
ANSI/ASHRAE Standard
135-2010
BACnet標準装置プロファイル:
BACnet Application Specific
Controller(B-ASC)
基本価格 160,000円
サ イ ズ 幅 27.5mm
高さ 130mm
奥行 119mm
消費電流 110mA
質  量 約180g

リモート制御・監視システム BA3シリーズ
BACnet通信カード

BACnet通信カード(形式:BA3-NBI1)は、Ethernetで通信を行うBACnet/IPに対応しています。

形  式 BA3-NBI1 BACnet仕様
適用規格:
ANSI/ASHRAE Standard
135-2010
BACnet標準装置プロファイル:
BACnet Application Specific
Controller(B-ASC)
基本価格 160,000円
サ イ ズ 幅 27.5mm
高さ 130mm
奥行 109mm
消費電流 110mA
質  量 約180g

取付けベースに必要なカードを接続して使用します。

取付けベースに必要なカードを選択して構成します。

BA3シリーズは、右図のように専用の取付ベースに電源カード、通信カード、入出力カードを選択して自在に組上げるビルドアップ形構造です。入出力カードを豊富に取揃えているリモートI/O R3シリーズを使用できるように設計しています。豊富な入出力カードが、PLCの面倒なスケーリングや取込みのタイミングを前処理してくれるため、DDCのプログラミングの負担を大幅に減らすことができます。

当社製品を使用したBACnetのネットワーク構成

オープンネットワークであるBACnetであれば汎用製品でシステム構築が可能になり、省エネ対策はもちろんのこと、ライフサイクルコスト(イニシャルコスト、ランニングコスト)の削減に貢献します。

■用語解説
BACnet
BACnetは、ASHRAE(American Society of Heating, Refrigerating, and Air conditioning Engineers:米国暖房冷凍空調工学会)が推進するANSI/ISO規格であり、BAのためのオープンな通信プロトコルとして広く利用されています。
通信方式としては、使用するネットワーク層に対応してBACnet LAN(Ethernet、MS/TPなどを利用する通信)、またはInternet Protocol(IP)を使用したBACnet/IPがあります。
BACnetの特長は、ネットワーク上の物理的なデバイス(I/O)、およびデバイスが有するデータを抽象化されたデータ集合「オブジェクト」として定義し、オブジェクトにアクセスするための目的を分類した「サービス(標準手続き)」を規定している点にあります。このために、機器メーカ独自のインタフェースが不要になり、異なるメーカの機器間の相互運用が容易になります。
http://www.bacnet.org/でBACnetの最新情報を確認できます。

製品紹介サイト

BA・省エネ監視システム用コンポーネント

関連資料

本件資料(PDF):PDF1.3MB
製品写真・ロゴ(ZIP):ZIP6.8MB(製品写真JPG 5点、社名ロゴPDF 1点)


公式プレスリリースはこちら: ビルディングオートメーション用通信プロトコルのBACnetに対応したBAコントローラ、通信カードが登場