【TDKラムダ】太陽光発電用途にも使える高圧側、低圧側に入力範囲を拡大したDC-DCコンバータをラインナップに追加

双方向DC-DCコンバータ EZA2500に、高圧側・低圧側の入力電圧範囲を拡大したEZA2500Wを追加しました。

TDK-Lambdaブランドの小型・薄型・高効率の双方向DC-DCコンバータ EZAシリーズの2500W出力モデルに、太陽電池との適合性向上を目的として、既に販売中の標準品よりも高圧側・低圧側の入力電圧範囲がワイドな「EZA2500W-32048」を開発し、6月28日から販売を開始します。
高速・防塵・長寿命ファンを採用しているため、標準品と比較し、動作周囲温度の上限が+50℃にアップしました。さらに、内部基板に両面コーティングを施しています。

主な用途

  • 蓄電システム(直流バスに接続されるリチウムイオン電池、鉛蓄電池、電気二重層コンデンサなどの充放電制御)
  • 電力エネルギーの回生システム
  • DC-UPS(直流無停電電源装置)システム
  • 大容量直流昇降圧コンバータ

主な特長と利点

  • 双方向DC-DCコンバータとしておよそ必要とされる機能をほぼ実現する、先進のデジタル制御電源
  • 1Uサイズの薄型・フルラックサイズ、高効率90.5%(Typ.)
  • 高圧側・低圧側の入力電圧範囲拡大により、太陽光発電システム向けに最適
  • 基板両面コーティングにより、ゴミなどによるトラブルのリスク低減※
  • 高速・長寿命・防塵ファン採用
  • ・動作周囲温度の上限が標準品の+40℃から+50℃にアップ
    ・ファンの期待寿命が標準品の5年から10年に延伸
    ※保証するものではありません。設置にあたり、必要に応じてゴミ、塩害の対策をお願いします。

    新モデルのラインアップ

    品番 機能
    EZA2500W-32048 – 高圧側・低圧側の入力電圧範囲を拡大
    – 内部基板には両面コーティングを実施
    – 高速・長寿命・防塵ファンを採用し、+50℃環境での動作を実現
    – ファンの期待寿命:10年

    【EZA2500W-32048について】

    製品情報ページ


    メガソーラー太陽光発電所や直流給電技術の発達により、直流同士を相互接続する必要性が今まで以上に出てきました。
    TDKラムダのDC-DCコンバータは、発売済みの2500Wモデルラインナップに、高圧、低圧の入力電圧範囲を広げたモデルを販売します。
    それだけでなく、屋外使用や環境の悪い場所での使用を考慮し、制御基板に両面コーティングを実施しています。
    また、防塵ファンを採用し、50℃の環境下での使用も可能という耐環境性能を有しています。
    太陽光発電所は、山間部や海沿いなど耐環境性が求められる場所も多く、そんな場所での直流電圧の降圧や昇圧を行うためのDC-DCコンバータとして、今後も多くの用途に使用されることが期待されます。

    公式プレスリリースはこちら: 双方向DC-DCコンバータ EZA2500に、高圧側・低圧側の入力電圧範囲を拡大したEZA2500Wを追加しました。