4月 東日本地区公共工事動向

件数1万385件(前年同月比2.0%増)
請負金額1兆3429億円(前年同月比0.8%増)

東日本建設業保証はこのほど、4月の東日本地区公共工事動向を発表した。

全般の状況

請負金額が微増
4月の取り扱いは、件数が前年同月比2.0%増の1万385件、請負金額が同0.8%増の1兆3429億円と増加した。

発注者別状況

市区町村で2ケタの増加
独立行政法人等で2ケタの減少、国、都道府県で低調となったものの、地方公社で著しい増加、市区町村で2ケタの増加、その他でも若干の増加となったため、全体としても前年同月比0.8%の増加となった。

①国
防衛省などで増加したものの、国土交通省、環境省などで減少した。
国土交通省は東北地方整備局(134億円減)などで減少した。

②独立行政法人等
中日本高速道路などで増加したものの、都市再生機構、日本スポーツ振興センターなどで減少した。

③都道府県
千葉、福島などで増加したものの、宮城、岩手などで減少した。

④市区町村
岩手、栃木などで減少したものの、東京、神奈川などで増加した。
東京は八王子市(168億円増)などで、神奈川は横浜市(168億円増)などで増加した。

⑤地方公社
宮城県道路公社などで増加した。

⑥その他
泉町1丁目北地区市街地再開発組合などで増加した。

工事場所別状況


北陸、東海で大幅な増加
東北で大幅な減少となったものの、北陸、東海で大幅な増加、甲信越でも堅調な増加となったため、全体としても前年同月比0.8%の増加となった。

①東北地区
山形、青森などで増加したものの、岩手、宮城などで減少した。
岩手は市町村(244億円減)などで、宮城は県(162億円減)などで減少した。

②関東地区
東京、栃木などで減少したものの、千葉、茨城などで増加した。
千葉は市町村(137億円増)などで、茨城はその他(188億円増)で増加した。

③甲信越地区
新潟、長野で減少したものの、山梨で増加した。
山梨は県(29億円増)などで増加した。

④北陸地区
石川で減少したものの、福井、富山で増加した。
福井は独立行政法人等(235億円増)などで、富山は国(36億円増)などで増加した。

⑤東海地区
三重で減少したものの、愛知、岐阜などで増加した。
愛知は独立行政法人等(304億円増)などで、岐阜は市町村(130億円増)などで増加した。

電材流通新聞2019年6月14日号掲載