4K・8K対応受信機器特集

最新の技術を結集したケーブル技術ショー

昨年12月、4K・8K実用放送を開始した受信システム機器市場。2020年までに全国約50%の世帯で視聴されることを目指す政府・総務省もPRに力を入れているが、最新の市場調査では足踏み状態ともいわれる。そんななか、6月に東京でケーブル技術ショーが開催されたが、各社とも4K・8K対応機器のPRに注力する姿がみられた。

出展各社が対応機器をPR

ケーブル技術ショー各社ブース(上段右から)マスプロ電工、DXアンテナ(下段右から)日本アンテナ、シンクレイヤ

6月19・20の両日、東京国際フォーラムで「ケーブル技術ショー2019」が開催され、各社から4K・8K関連最新製品が数多く出展された。

◇マスプロ電工
新4K・8K衛星放送を大規模マンションでも視聴可能にする棟内光伝送システムや次世代伝送システムのPOFシステム、3・2GHzに対応したV―ONUを展示。

◇DXアンテナ
CATV局向けに役立つV―ONUや新型SDU・MDU、大規模集合住宅の4K・8K化改修問題を解決する「棟内光伝送システム」を紹介。併せて、4K放送を録画できるエレコム製外付HDDも展示。

◇日本アンテナ
今後もFTTH化が進むCATV事業者向けには、2機種の光受信端末を用意したほか、OFDM変調器(HDMI入力対応)、新4K・8K衛星放送用周波数変換装置などを展示。

◇シンクレイヤ
BS・CS左旋伝送に対応した3U光サブラック搭載型の光送信ユニットや光端末器などを出展したほか、4KのRF/IP放送に対応したSTBを実働展示した。