東芝テック株式会社は、スマートフォンでかんたんにPOPが作成できるシステム「SmaPOP」の提供を2018年1月中旬から開始いたします。本システムはスマートフォンのブラウザからPOPをかんたんに作成できるWebアプリケーションのシステムです。専用のアプリケーションをインストールする必要はなく、店舗の無線LAN(Wi-Fi)がつながる場所であればどこでもPOPデータを作成でき、東芝テックカラー複合機から出力できます。また、「SmaPOP」はシンプルな操作性と機能を実現し、スマートフォンを利用するように、かんたんに操作できます。
開発の背景
スーパーマーケットやホームセンターなどの量販店では、売上げの拡大にPOPが大きな役割を担っております。しかしPOPを活用する店舗の現場ではさまざまな課題や要望があります。
- 当日仕入れた野菜や鮮魚などの生鮮食料品を、写真入りのPOPでアピールしたい
- 類似商品や、同じ商品でも種類が多いため、POPのミスを防止したい
- タイムセール用にPOPを急いで作成したい
- 開店前にPOPを用意したいときに、他の業務でパソコンを使用しており、POPが作れない
「SmaPOP」はスマートフォンのカメラで撮影した写真をそのままPOPデータに取り込んだり、ストアシステムからCSV形式で出力された商品データを基にPOPを作ることができるため、上記のような課題を解決できます。さらに、東芝テックのストアシステム「PrimeStore」と商品データベースの連携をすることでよりスムーズな運用を可能にします。また、スマートフォンからの直接印刷指示により、店舗ですぐにPOPが作成できます。
本システムは、既にPOPシステムを導入されているお客様には補完用POPシステムとして、またデザインなどが不安でPOPシステムを導入していないお客様には、簡易POPシステムとしてご利用いただけます。
SmaPOP専用出力機の東芝テックカラー複合機は、普通紙以外にも耐水紙エコクリスタルなどの特殊用紙注1や、297㎜×1200㎜の長尺サイズに印刷ができるため、さまざまなPOPを作成することができます。
「SmaPOP」は、店舗におけるPOP作成にかかる課題を解決し、売上げ拡大と、業務の効率化に貢献します。当社は、複合機のラインアップを普及機から高速機まで展開し、複合機の用途をオフィスのみならず、飲食・流通業の施設、店舗など様々な場所でご利用いただけるようソリューションを提案していきます。
新商品の発売概要(国内)
発売および価格
商品名 希望価格(税別) 発売日 SmaPOP 90,000円 2018年1月中旬 商品構成
SmaPOPソフトウェア発売地域
全国販売ターゲット
流通業システム要件
SmaPOPサーバー
対応OS Windows10 Professional 64Bit Creators Update版 日本語版 ハードウェア CPU Intel Celeron Processor J3455以上 RAM 2GB以上 空きディスク容量 10GB以上 対応スマートフォン
Android
対応OS 最新OS/そのひとつ前のバージョン (V8が最新ならば、V8 とV7) Browser Chrome最新バージョン/そのひとつ前のバージョン
(V59が最新ならば、V59とV58)ハードウェア CPU ARMv8系 1.25GHz クアッドコア(MediaTek MT6737M相当)以上 RAM 2GB以上 画面サイズ 1280×720 Pixel 以上 iPhone
対応OS 最新OS/そのひとつ前のバージョン (V11 が最新ならば、V11とV10) Browser SafariバージョンはiOSに準ずる ハードウェア iPhone 6S,7シリーズ,それ以降 対応複合機
e-STUDIO2505AC/3505AC/4505AC/5005AC無線LAN環境
スマートフォンが通信できる無線LAN(Wi-Fi)環境
店舗の商品情報を蓄積するサーバーと複合機などの店舗であれば必要となる設備と、WiFi環境とsmaPOPのサーバーがあるだけで、スマートフォンで撮影した商品の写真を直接POPとして印刷することができます。
小売り店舗は、開店中はもちろんのこと閉店後や開店前なども様々なやることがあり、売り上げの行方を左右する店舗内のPOPまで多くの時間を割くことができないのが現状です。
また、販売エリアが大きく取られた小売店舗では、事務処理や販売管理などを行うオフィススペースにはパソコンやプリンターが一台だけなどという所も少なくありません。
この商品は、レジスターなど店舗向け機器を多く開発している東芝テックならではの商品と言えるでしょう。
スマートフォンで撮影した写真を商品情報サーバーから取り出した商品情報と合わせて写真付きのPOPとして印刷し、店舗に掲示することでパソコンを使わずに販売現場からPOPを作成することも可能です。
タブレット端末を使用すれば、編集をする際の表示も大きく、出来上がったPOPの表示を想像しやすくなります。
電気工事では、この商品を通じて、WiFi環境のない小売店舗へのWiFi環境の構築や複合機導入、それに伴う配線工事などの提案を行うことができます。
また、これを機に商品情報がまだ手書きなどというアナログな店舗へのデジタル化を促進するという大規模改修の提案などもできるでしょう。
商品情報サーバーが高機能化することで、性能の高いサーバーへの更新といった需要もあるでしょう。
大型店舗であれば、こうした商品情報はデータ化されていますが、地元のスーパーなど昔からある小売店ではまだまだこうした便利な機器を知らないというところも意外と多いです。
業務の効率化のためにデジタル機器をフル活用するということは、人手不足の販売業界を陰から支えることにもつながります。
公式プレスリリースはこちら: https://www.toshibatec.co.jp/release/20171220_01.html