【IDEC】プログラマブルロジックコントローラ「FC6A形Plus」を販売開始

IDEC株式会社(代表取締役会長兼社長:舩木 俊之)は、2015年12月に発売した高機能なプログラマブルロジックコントローラ(PLC)「FC6A形All-in-One CPUモジュール」に加え、さらに高性能・多機能な「FC6A形Plus CPUモジュール」を2017年10月25日(水)より発売いたします。

FC6A形Plusが新たにラインアップに加わることで、遠隔監視・操作をはじめとするIoTを手軽に実現されたいお客様のお役に立ち、また用途に応じて多様な提案が可能となります。

特長

Bluetooth通信機能

  • Bluetooth通信機能に対応。

    業界初、専用のiOS、Android対応アプリを用いて、スマートフォン・タブレットから、ワイヤレス通信を実現。
    FC6A形のパラメータの確認・変更、ユーザープログラムの更新はもちろん、SDカード内のロギングデータの確認も可能になり、
    システムの更新、予知保全に貢献。

  • バーコードリーダなどの周辺機器とのワイヤレス通信も可能。

Ethernet通信機能の強化

  • Ethernet通信ポートを2ポート標準搭載。

    定期報告や異常発生時のE-mail自動通知やWebサーバー機能による遠隔監視・操作などを行う情報処理系と、周辺機器を
    制御する制御系の通信を分けることで、通信速度の安定化やセキュリティ対策に貢献。

  • FTPサーバー/クライアント通信機能により、サーバー・クライアントの双方間で複数のFC6A形のデータを格納、共有が可能。

基本性能の大幅な拡充

  • I/O制御点数:最大2,060点(アナログI/O最大511点含む)

    増設モジュールを1段に最大15台、最大増設10段まで自由にシステム構築が可能、制御盤のスペースや現場のレイアウトに
    合わせた設置が可能。

  • ユーザープログラム容量は800KBを用意し、大きな制御のためプログラミングを駆使していたストレスから解放されます。
      位置決め制御、温度制御、流量計算などの 複雑なプログラムにも対応。
  • 高速処理により、基本命令処理時間21nsを実現。

増設モジュールのバリエーションが充実

  • チャンネル間絶縁タイプ アナログ入力モジュール:

    各チャンネルの入力回路が独立するため、干渉されずに精度の高い温度測定が可能。

  • RS232C/RS485選択式シリアル通信モジュール:

    2点内蔵(絶縁型)。周辺機器を選ばない汎用性の高いシリアル通信モジュール。

開発の背景

グローバルで加速するIoTの進展により、各産業分野においては、IoT活用による生産性の向上、ユーザーの満足度をより高めるためにIoTシステムを構築しながら、システムの利用ノウハウを企業に蓄積させたいニーズがあります。IDECは2011年にWEBサーバー機能を開発し、既存製品に搭載した経験を活かしながら、市場ニーズの分析を行い、市場で求められている汎用性や機能性、使い勝手などをさらに進化させたFC6A形Plus CPUモジュールを開発しました。

IoTシステムを構築するにあたり、IoTをもっと手頃に実現できる、費用対効果のバランスのとれたFC6A形Plusで、ユーザーアプリに新たな付加価値を提供します。

主な用途

エネルギー業界(石油、ガス、化学薬品など)、制御盤関係、機械操作、上水下水装置、船舶・特殊車両、包装加工機、食品・飲料品業界、紡績・縫製業、無人搬送車、太陽光・バッテリ駆動装置

主な仕様

名称

FC6A形 Plus CPUモジュール

I/O点数(DI/DO)

16 I/O(8/8)

32 I/O(16/16)

定格動作電圧

DC24V

インターフェイス

3ポート(USB mini-B / Ethernet1 / Ethernet2 )、

SDメモリカード、バックアップ電池

高速カウンタ入力

  6点 1相2相共用100kHz(1相:最大6点、2相:最大3点)

パルス出力

4点 100kHz(方向制御:4点、単相:4点)

内蔵アナログ

2点(内1点アナログボリューム)

I/O端子

端子台

MILコネクタ

標準価格(税抜)

76,000円

89,000円


電気制御機器を販売する多くの企業がPLC(プログラマブルロジックコントローラ)を販売していますが、IDECのこの製品は既存の設備にIoTを導入する専門のPLCとも言えます。
今までは設備の状況を知らせる計測情報は、制御盤などの前面に設置された計器などの数値を控えて、記録簿として保管するというのが一般的でした。
モノとネットを接続し、新たな価値を創造するIoTでは、こうした計測情報をweb上のサーバーに保管し、故障までの傾向や稼働状況などを管理しやすく蓄積し、故障が発生する前の設備更新や稼働時間に応じた整備による故障防止や効率的な稼働などを行うことで、工場の生産ラインや設備保全の運用効率化を図ることができます。
設備の計測情報は、FA機器の標準規格で計測されていることが多く、それを直接ネットやwebに接続するということはできません。計測信号を一旦PLCに集約し、PLCの機能でwebに接続するという前段の設備を構築しなければなりません。
その際に、運転制御を行うシーケンスを構築することを目的とした他のメーカのPLCでは、計測信号を集約してwebに接続するだけの機能を用いるだけのために設置するのでは、大掛かりとなってしまいます。
そこで、今回紹介したPLCでは、他のメーカではないbluetoothによる監視機器の接続機能や、Eathanet接続によるweb接続やSDカード搭載によるロギングデータの保管といったデジタル汎用性に優れたインターフェイスを多く持っています。
また、増設ユニットを設置することで、RS242CやRS485と言った旧来からのシリアル通信にも対応することができ、計測信号の交差点としての機能を十分に果たすことができます。
計測点はそこまで多くはないがサーバーに情報を蓄積したい、SDカードによる自動での計測ロギングを行いたいという顧客の要望に応えた丁度いいサイズのPLCです。

公式プレスリリースはこちら: http://jp.idec.com/ja/news/info03/161