需要家団体へ電線輸送課題の理解 と協力求め要請発信、電線6団体

挨拶をする 小林敬一日本電線工業会会長(古河電工社長)

電線関連6団体共催の新年賀詞交歓会が7日、東京・平河町の都市センターホテルで開催され、業界関係者約400人が参集した。
壇上、小林敬一・日本電線工業会会長(古河電工社長)は挨拶のなかで、工業会が掲げる4つの重点活動テーマのうち、商慣習の改善について触れ、「電線取引適正化の基本的理念『収支相償』の原則、取引条件明確化の重要性と独占禁止法をはじめとする法令遵守の重要性の周知啓発活動、取引適正化活動フォローアップでの会員の要望に基づいて、電線需要家団体に電線ケーブルの輸送に関する課題の理解と協力を求める要請を発信した。商慣習の改善は、一朝一夕で実現できるものではない。今後も粘り強く、一歩ずつ進めていく」と語った。
小林敬一・電工会会長の挨拶に続いて、来賓を代表し経産省製造産業局長の髙田修三氏が祝辞を述べた後、続いて髙安晋一・東協組理事長(東京電線工業代表取締役副会長)の乾杯の音頭で懇親会に入った。
また、吉田康一・全電連会長兼関東電販理事長(丸吉電機会長)の挨拶で中締めとなった。

電線新聞 4187号掲載