11月度 新設住宅着工戸数

7万3523戸
前年同月比12.7%減

国土交通省はこのほど、令和元年11月度の新設住宅着工戸数を発表した。持ち家、貸家及び分譲住宅が減少したため、全体で前年同月比12.7%の減少となった。また、季節調整済年率換算値では前月比5.2%の減少となった。

総戸数
全国の総戸数は前年同月比12.7%減の7万3523戸で、5カ月連続の減少となった。
新設住宅着工床面積は、前年同月比10.8%減の603万6千平方㍍で、4カ月連続の減少となった。
季節調整済年率換算値は、前月比5.2%減の83万4千戸で、2カ月連続の減少となった。

利用関係別戸数
①持ち家
前年同月比7.3%減の2万3655戸で4カ月連続の減少。
民間資金による持ち家は同6.7%減の2万1100戸で4カ月連続の減少、公的資金による持ち家は同12.5%減の2555戸で4カ月連続の減少。
民間資金による持ち家が減少し公的資金による持ち家も減少したため、持ち家全体で減少となった。

②貸家
前年同月比17.5%減の2万8779戸で15カ月連続の減少。
民間資金による貸家は同19.4%減の2万5457戸で30カ月連続の減少、公的資金による貸家は同0.3%減%減の3322戸で6カ月連続の減少。
民間資金による貸家が減少し公的資金による貸家も減少したため、貸家全体で減少となった

③分譲住宅
前年同月比10.3%減の2万819戸で6カ月ぶりの減少。内訳でみると、マンションは同23.6%減の7995戸で4カ月ぶりの減少、一戸建は同1.1%増の1万2705戸で6カ月連続の増加。
一戸建住宅は増加したがマンションが減少したため、分譲住宅全体で減少となった。

建築工法別
プレハブは前年同月比14.8%減の1万312戸で4カ月連続の減少、ツーバイフォーは同5.4%減の9787戸で8カ月連続の減少。

電材流通新聞2020年1月10日号掲載