【岩崎電気】伊藤義剛社長に聞く IoTスマートスイッチ

IoTスマートスイッチ
「Link-S2」について

伊藤義剛社長

岩崎電気の伊藤義剛社長は、先ごろ開催した2019年3月期第4四半期決算説明会の席上、2月から発売を開始しているIoTスマートスイッチ「Link-S2(リンクエスツー)」について、本紙の質問に答えた

――「Link-S2」は、一般住宅における壁スイッチ(配線器具)をメインターゲットとしているのか。
伊藤 その通りだ。この商品は、IoT新規事業推進室というのが社長直轄でできたのだが、そこで色々なことをやっている中で、付随してできたものだ。この商品自体は当社のフィールドとは思っていないが、他社がやっていないモノだったのでやってみたところ、思っていた以上に反響が良い。
いまは、社長直轄の部署というものを他にもユニットを作りはじめたが、全部やるということ、最初のマーケティングから最後の製造までを、全部そこが責任を持ってやるということで、売り込みを含めてやるということで、IoTスマートスイッチはできたものだが、住宅における壁スイッチの利用を考えている。

――壁スイッチの工事となると、電気工事士の資格が必要だが。
伊藤 確かに電気工事士の資格が必要で勝手に取り付けることは許されない。結果的には電気工事士の方が施工することになる。

――販売ルートは電材ルートが中心か。
伊藤 この商品を採用するかどうかは、ハウジングメーカーが決めることになる。電材ルートだと既存のメーカーがあるので難しいと考える。

――住宅メーカーに対して商品提案を行うということか。
伊藤 住宅メーカーに提案をさせていただき、最終的には電材店を通して電気工事士の方が工事することになる。

商品情報
IoTスマートスイッチ Link-S2(リンク エスツー)

電材流通新聞2019年5月30日号掲載