古河電工 アルミCVで省力化実現 大阪の梅田タワーに採用

古河電工は2月3日、同社の高機能型低圧アルミ導体CVケーブル「らくらくアルミケーブル」が、大阪のヨドバシ梅田タワーに採用されたと発表した。24年度までに売上20億円を目指す。

今回の案件は、五洋建設が手掛けたヨドバシ梅田タワーのタワークレーン用電源工事と本設用幹線ケーブル工事。クレーン電源工事の作業時間は計画から30%削減し、本設用幹線工事では40%削減した。両案件とも計画より少ない人数で工事を終えた。

電源工事では、らくらくアルミケーブル(公称断面積100、150㎡)、ケーブル長100~120m×3条を手引きで延線した。作業時間を30%削減し、8の字巻きもスムースに行える点で現場作業者に好評を博した。

幹線ケーブル工事では公称断面積200㎡のらくらくケーブル約50m×20条を手引きで延線。6人で2日かかる工程を4人で1日に短縮した。

さらに、同社と古河電工産業電線は同ケーブルの専用サイトを開設。アルミ導体低圧分岐付ケーブル「ハイブリッドBH」や、アルミケーブル専用の関連部材などの優れた施工性を、グラフや写真で分かりやすく紹介している。

電線新聞 4191号掲載