私もひと言 コムスコープ 川田明社長

20年は重要な年に 今後10年の5G網整備

移動通信システムは、第1~第4世代まで約10年ごとに変貌してきた。20年は、今後10年間の最初の年になり、5G網整備で重要になるだろう。当社も、この動向を非常に注視している。

今年から無線部分の5G化で超高速モバイルブロードバンド(eMBB)サービスがスタートする見込み。さらに2年後にはmMTC(大量端末による通信)を用いたIoT(モノのインターネット)が進むとみられる。同時に5Gの新しい狙いとされる超低遅延URLLCを活用した車の自動運転など、従来にない新サービスも期待できる。mMTCとURLLCの到来により、工場の自動化、農業の効率化、介護の情報武装化など、社会の変革を期待できる。

いずれにしても一連の5G展開で携帯電話基地局用高周波同軸ケーブル市場が、活発化することに期待している。

電線新聞 4191号掲載