1月 新設住宅着工戸数

6万341戸
前年同月比10.1%減

国土交通省はこのほど、1月の新設住宅着工戸数を発表した。それによると、持ち家、貸家及び分譲住宅が減少したため、全体で前年同月比10.1%の減少となった。季節調整済年率換算値では、前月比4.6%の減少となった。

【総戸数】
全国の総戸数は前年同月比10.1%減の6万341戸で、7カ月連続の減少となった。
新設住宅着工床面積は前年同月比12.1%減の482万1千平方㍍で、6カ月連続の減少となった。
季節調整済年率換算値は前月比4.6%減の81万3千戸で、先月の増加から再びの減少となった。

【利用関係別戸数】
①持ち家
前年同月比13.8%減の1万8037戸で6カ月連続の減少。民間資金による持ち家は同13.5%減の1万5986戸で6カ月連続の減少。公的資金による持ち家は同16.2%減の2051戸で6カ月連続の減少。
民間資金による持ち家が減少し、公的資金による持ち家も減少したため、持ち家全体で減少となった。
②貸家
前年同月比2.5%減の2万4147戸で17カ月連続の減少。民間資金による貸家は同5.1%減の2万1344戸で32カ月連続の減少、公的資金による貸家は同23.1%増の2803戸で8カ月ぶりの増加。
公的資金による貸家は増加したが、民間資金による貸家が減少したため、貸家全体で減少となった。
③分譲住宅
前年同月比14.6%減の1万7856戸で3カ月連続の減少。内訳でみると、マンションは同27.5%減の6789戸で3カ月連続の減少、一戸建は同2.8%減の1万881戸で2カ月連続の減少。
マンションが減少し、一戸建住宅も減少したため、分譲住宅全体で減少となった。

【建築工法別】
プレハブは前年同月比9.9%減の8546戸で6カ月連続の減少、ツーバイフォーは同10.8%減の7013戸で10カ月連続の減少。

電材流通新聞2020年3月19日号掲載