当社は、ロボティクス関連製品の新たなラインアップとしてオールインワンモータモジュール「Roboservo™」シリーズを2021年2月に発売いたします。
「Roboservo™」は、減速機、モータ、ブレーキ、エンコーダ、モータドライバ、センサなど、モータとその制御に必要な周辺機器を一つに収めたオールインワンモータモジュールです。世界的な労働力不足や、インダストリー4.0をはじめとした次世代モノづくりによる生産コストの最小化へ対応するため、生産の自動化に向けたロボットの開発が加速しています。「Roboservo™」はそれらロボットの駆動源に必要な要素を一体化し、ロボットの設計、開発、生産工数を大幅に削減します。
ロボットの開発で世界的に利用されているプラットフォームROSに当社では初めて標準対応しました。
研究開発のPoCから生産現場の実運用まで幅広くご利用頂ける利便性と信頼性をご提供いたします。「Roboservo™」の開発にあたっては千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)に技術監修頂いており、AIによるモータの寿命予測など複数の共同出願特許技術も搭載しております。
用途例
協働ロボット・多関節ロボット、搬送機器、自動搬送装置(AGV・UGV)、FA機器、
研究開発・教材、パーソナルモビリティ、アバターロボット、エンターテインメント・アミューズメント機器 等共通仕様
モータ/制御 ブラシレスDCモータ / ベクトル電流制御、モータ制御周期:電流制御20kHz、位置制御1kHz センサ
- インクリメンタルエンコーダ モータ直結16bit
- アブソリュートエンコーダ 出力軸直結18bit
- 電圧、電流、温度、IMU(3軸加速度+3軸角速度)
減速機 波動歯車減速機、又は、サイクロイド減速機(減速比50~120) 出力軸中空径 Φ12mm ブレーキ 安全用無励磁電磁ブレーキ内蔵 ソフトウェア ROS対応 / 状態把握&寿命予測機能搭載 通信
- CANベースの産業用通信プロトコル 最大1Mbps
- 接続数 1ネットワーク当り最大127ノード
電源電圧 DC48V 初期ラインアップ3機種の主な仕様
機種 定格トルク[N・m] 定格回転速度[min-1] 質量[kg] 外形[Φmm] 減速機 M062C 2.1 32 1.0 62 サイクロイド減速機 M070H 8.5 16 1.2 70 波動歯車装置 M080H 22.8 16 2.0 80 波動歯車装置 予定価格
230,000円~(税抜)
機種、仕様により販売価格は異なります。数量に応じた販売価格は別途ご相談させて頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
受注開始予定
2021年2月 初回ラインナップ3機種
2021年7月 追加ラインナップ2機種
2021年7月 ジョイント形モジュールJシリーズ
- Roboservo™は、双葉電子工業株式会社より商標登録出願中です。
- Roboservo™は、千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター(fuRo)が技術監修しております。
- その他、本文中に使われている商品名、システム名は、各社の商標または登録商標です。
- ニュースリリースの記載情報は発表時の内容であり、予告なしに変更される場合があります。
公式プレスリリースはこちら: ロボットシステムの開発を容易にするオールインワンモータモジュール「Roboservo™」発売のお知らせ