【株式会社フォトロン】15×15×15mmなのに1,000fpsで撮影できるFASTCAM MH6用、超小型カメラヘッド「MH6 ST Camera Head」新発売

株式会社フォトロン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 瀧水隆)は、15×15×15mm(WHD)の極小サイズながら48万画素で1,000fpsの撮影が可能な、FASTCAM MH6用超小型カメラヘッド『MH6 ST Camera Head』を2021年3月15日より発売します。

製品名 MH6 ST Camera Head
発売日 2021年3月15日
価格 価格はお問い合わせください。

製品化の背景

2019年3月に発売した「FASTCAM MH6」は、1台のメインユニットに最大6ヘッドの接続が可能で、その全てが完全同期撮影できる画期的な高速度カメラとして、自動車衝突安全試験(車室の同時多点撮影)をはじめ多くの研究開発現場で活用されています。
しかし、進化を続ける研究開発の現場からは、より狭所での撮影ニーズをいただくようになりました。
衝突時の運転席足元の挙動やエンジンルーム内のエンジン配管をはじめとした各種パーツの動き、走行時のピラー内の挙動やステアリングの動きなど、そのニーズは多岐に渡るものでした。
当社では、このようなニーズに応えるべく、15×15×15mm/15gという超小型カメラヘッド「MH6 ST Camera Head」を開発いたしました。超小型でも48万画素(800×600画素)で1,000fpsの撮影性能を持ち、1台のメインユニットに最大12ヘッドまで接続可能という拡張性も加わりました。
この超小型カメラヘッドが自動車衝突安全試験に加え、数々の次世代自動車開発に広く活用され、より安全な車社会に貢献できることを当社では確信しております。

「MH6 ST Camera Head」の特長

狭所での撮影を可能にする15mm角の超小型カメラヘッド

15×15×15 mmの超小型カメラヘッドは今まで設置ができなかった箇所にも取り付けることができるため、これまで可視化を諦めてきた狭所での撮影ニーズを満たすことができます。
重量も15gと超軽量なので、カメラ設置による重量増加の懸念を極力低減できます。

新開発の Roll&Pitchブラケット& L字ブラケット で設置・調整が手軽に

新開発の Roll&Pitchブラケットは、狭所エリアでのスローモーション撮影を強力にサポートいたします。
その名のとおりRollとPitchを自在にコントロールできるため、設置後に微妙な画角調整をしたい場合も手軽に行うことができます。イメージセンサー自体が800×600画素で4:3の画角ですが、想定される現象が縦方向へ動く場合など簡単に手元でカメラヘッドの向きを変えられるため、設置治具を取り外してカメラの取り付け方向を変更して設置し直すというような面倒さから解放されます。
一方で、設置個所や画角が決まっているケースにも対応可能な「L字ブラケット」もご用意しております。
この2つのカメラ用ブラケットは標準添付されますので、ご用途に合わせてご選択ください。

最大12ヘッドの完全同期撮影

「MH6 ST Camera Head」接続時は最大12ヘッドの完全同期撮影が可能となります。
Full HDで撮影が可能な「MH6 Camera Head」との混在も可能なので、「全体をFull HDで撮影しつつ、ある一部分だけを超小型カメラヘッドで接近して撮影をする」といった組み合わせ撮影ができます。

「MH6 ST Camera Head」の特長

製品仕様

撮影性能

関連情報

ニュースリリースPDF [PDF:1.65MB]
FASTCAM MH6製品ページ


公式プレスリリースはこちら: 15×15×15mmなのに1,000fpsで撮影できるFASTCAM MH6用、超小型カメラヘッド「MH6 ST Camera Head」新発売