国土交通省では、住意識の向上をはかり豊かな住生活を実現すべく、毎年10月を「住生活月間」と定めて総合的な啓発活動を展開している。今年度は「住生活月間中央イベント」「住生活月間フォーラム」「家やまちの絵本コンクール」を開催するほか、全国各地で実施されるシンポジウム、住宅フェア等を通じて住生活の向上に役立つさまざまな情報を提供する。
住生活月間は、当時の建設省の主唱により平成元年から毎年10月を「住宅月間」と定められたのが始まり。関係団体が参加した住宅月間実行委員会を中心に各種行事を実施してきたが、平成19年度に「住生活基本法」の成立を受けて「住生活月間」に改称し、住生活に関する幅広い分野を対象とする総合的な普及・啓発活動を実施している。
今年度の「第33回住生活月間中央イベント」は10月16・17日の両日、京都で実施。「『新たな日常』をもっと快適に〜『働く・子育て・災害対策・脱炭素』家族とミライがつながる省エネ健康住宅」を基本テーマに、住生活の向上に役立つ最先端の情報などを展示する。
ホームページ「住宅・すまいWeb」では、住宅・すまいの専門家が研究成果を解説する立体シンポジウムや展示場ヴァーチャルツアーのほか「第17回家やまちの絵本コンクール」の公募を通じた住教育の啓発事業を行う。
◆立体シンポジウム
住宅・すまいに関する5つのテーマについて、専門のプロデューサーが研究成果を基に多角的に解説する。
◆第17回家やまちの絵本コンクール
「家やまち」「家族のつながり」に関心のある子どもや大人との合作による作品も募集し、審査・表彰する。