もえの展示会れぽーと【39】第48回ジャンボびっくり⾒本市⾏ってきました!テーマゾーン編②

東芝デジタルソリューションズ株式会社
⼀般社団法⼈ifLinkオープンコミュニティ

誰でも簡単にIoTが使えるIoTプラットフォーム
『自分でつくれるIoT ifLink(イフリンク)』

ifLinkとは様々なIoT機器やWebサービスをモジュール化することで、ユーザーが自由に組み合わせて便利なしくみを簡単に実現することができるIoTプラットフォームです。

「誰でもカンタンにIoTを使えるようにしたい」という思いから開発されました。

いろいろなモノサービスを繋ぐことができ、組み合わせるだけの簡単設定でスマートフォンで機器をコントロールすることが可能です。

「ifLinkオープンコミュニティ」では、「誰でもカンタンに IoT を使える世界」を実現するため、さまざまな企業や団体が垣根を越えてアイデアを出し合いながら試作やマーケティングなどを⾏なっています。2022年5月現在、 127 の企業や団体が所属しており、⼤企業から中⼩企業、スタートアップ企業、学校などが全てフラットな関係で活動し、所属学校のプログラミング学習の授業にifLinkの活用が開始されるなど、異なった⽴場のさまざまな意⾒を取り込むことで新たなサービスや商品を、⽣み出しています。

ifLinkに接続されているモジュールを「IF(~したら)」と「THEN(~する)」として組み合わせるだけで機器をコントロールできるので、難しい設定などはありません。子どもから大人まで誰でも簡単に設定することができます。

例えば「IF」で、「あるエリアの中に人が入ったら検知する」、「THEN」で「検知したら写真を撮る」を組み合わせて防犯システムを構築することができます。

IF-THENカード

また、IoT機器やWebサービスIFとTHENのカードで表現したIF-THEN カードがあります。ifLinkのアプリでIF-THENカードの右下についている QR コードをアプリで読み込むだけで、読み込んだIF-THENのデバイス設定が簡単にできます。イラストもついているのでイメージが掴みやすく、何人かで組み合わせを考えるときなどカードを見て共有しながら話し合えるので便利です。

コミュニティに参加することで、開発した企業が想定していなかった新しい使い方を発見できたり、新しいサービス事業作りのきっかけになったりすることもあるそうです。

会場でもifLink で繋がった製品の展⽰がされており、実際にどのように動くのかを見ることができました。

操作の様子

こちらはペンライトを振ると表示灯*注1が反応して点灯し、コミュニケーションロボットkebbi Airが話し始めるようになっていました。

ClosedBuster™

実際に商品化につながったものもあり、こちらの CO₂濃度モニタリングサービス「ClosedBuster™」*注2は ifLink に接続され機器や SNS、Web サービスと連携し、店舗や職場などの CO₂ 濃度をモニタリング。換気の⾃動化、警告灯やライト・⽂字や⾳声による注意喚起を⾏います。飲⾷店や商業施設、病院の待合室などで使⽤し、新型コロナウイルスの感染予防と事業活動の両⽴に貢献します。


*注1表示灯はPATLITE®  LA6-POE
・PATLITE®は、株式会社パトライトの登録商標です。

*注2 ClosedBuster™ は、株式会社WDSが販売しております。製品の詳細、お問い合わせは以下からお願いいたします。
https://closedbuster.jp/


大崎電気工業株式会社

脱炭素化の実現を手助け!「見える化」し現状把握からスタート!『O-SOL』

近年注目されている脱炭素化。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて政府でもさまざまな取り組みを行っています。CO2・エネルギー管理プラットフォーム「O-SOL(オーソル)」はそんな脱炭素化に向けてエネルギーの「見える化」をし、現状を把握して改善していこうという思いから開発されました。

今後、自社での排出量はもちろんのこと、取引先で使用される排出量やお客様への輸送時や製品使用に関わるCO2排出量などをサプライチェーンで管理していく必要があります。

自社の排出量管理はEMSというシステムを使用し、計測したデータをクラウドにアップしたり、請求書などの実績データを記録し、O-SOL で一元管理します。輸送や製品使⽤で発⽣する排出量は⼤崎電気⼯業の協業企業である「zeroboard」の CO2 排出量算定クラウドサービスを使⽤して記録・算定し、サプライチェーンを含めた全体を把握することができる枠組みです。また、別の協業企業であるESP(エネルギーアンドシステムプランニング株式会社)のコンサルティングサービスもあり、脱炭素ロードマップの策定や省エネ⽀援、再エネ調達⽀援を受けることも可能です。

O-SOLでは、設備、用途別に30分毎の詳細データをクラウドで管理・確認。グラフなどで現在どのくらいの量を排出しているのかが一目でわかるようになっています。


 左下のようにグラフで確認することができます

データを蓄積していき、週単位、月単でどのくらいの量を排出しているのかを確認し、今後の削減量の目標を決めることが脱炭素化への第一歩につながります。

実際に大崎電気工業の工場で使用しているとのことで、脱炭素化のためにシステムを検討している企業様などは是非一度大崎電気工業にご相談してみてはいかがでしょうか。

シャープ株式会社

HEMSで家のエネルギー機器を制御して便利な生活を実現

こちらのゾーンではホームエネルギーマネジメントシステム「HEMS」を使⽤して家の中にある機器をネットワーク上で連携させて遠隔操作したり、クラウド上のAI が最適な制御をしたりする様⼦を実際に⾒ることができました。

こちらは遠隔操作で電気錠を施錠するシステムです。手持ちのスマートフォンを使ってHEMS経由で電気錠を閉めることができます。外出先で鍵を閉め忘れたかなと思った時でもスマートフォンで状況を確認でき、家に戻らず遠隔で施錠ができるので便利です。

施錠の様子

また、電気錠の他にエアコンや照明の ON/OFFや電動窓シャッターなども操作可能です。個別での操作のほか、外出前に照明とエアコンの電源を⼀緒に OFF になる同時操作もできます。「おでかけ操作」ボタンでワンタッチ操作ができるので、エアコンだけ消し忘れた!などの⼼配がなくなります。

また、AIを使用した電力制御についての展示も行っていました。

クラウド上のAIが日々の電気の使い方を学習し、翌日の太陽光発電の余剰電力量を予測し、ご家庭の暮らしに合わせて蓄電池の充放電の制御を⾏います。

例えば、気象予報と連携し、「翌日は余剰電力がある」という予測をした場合、夜間に蓄電池を充電する際に、満充電にせず、予測した余剰電力を空き容量として残しておくことで、翌日に太陽光発電の余剰電力を効率的にためることができます。

さらに、気象警報と雷注意報にも対応しており、気象警報が出た場合は停電が起こる可能性が⾼いと判断して、蓄電池を満充電にしておきます。雷注意報が出た場合は、向こう数時間の電力消費量を予測してその分だけを溜めておくなど、状況に応じて蓄電量を⾃動で制御し、私たちの暮らしを守ります。

このような制御システムを使⽤することで今よりももっと便利により豊かな⽣活を送ることができるようになります。

ジャンボびっくり見本市は例年も開催予定です!

大阪:4/7(金)8(土) インテックス大阪
東京:4/21(金)22(土) 東京ビッグサイト

来年の開催もお楽しみに!!