東芝キヤリア株式会社(取締役社長:久保 徹、所在地:神奈川県川崎市)のビル用マルチエアコン冷暖切替型寒冷地用「スーパーマルチuシリーズ 暖太郎」が、令和4年度デマンドサイドマネジメント表彰 機器部門において最上位賞である「経済産業省資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。
一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターが主催する「デマンドサイドマネジメント表彰」は、電力負荷平準化システムの普及および社会への啓蒙を目的に、電力負荷平準化効果に資すると認められる機器および総合システムを表彰する制度です。
寒冷地におけるヒートポンプ導入においては、EHP注1化に伴う契約電力や電気使用量の増加、除霜時の快適性や信頼性の確保、外気処理機の低外気温度対応不足、更新時の予算・工期などの制約がありました。そこで当社は、寒冷地(準寒冷地・積雪地含む)への高効率空冷ヒートポンプ機器普及を目指し、業界トップ注2の省エネ性や低外気温時暖房能力など基本性能をベースに、トリプルロータリコンプレッサー、デュアルステートインバーターなどの世界初.No1注3の先進的な要素技術や、夜間(8℃)暖房機能、高精度電力推定技術、中間圧制御式個別除霜技術、新旧混在運転機能等の独自の寒冷地ソリューション機能・技術を搭載することで、それら課題解決を実現しました。
本表彰では、特に夜間(8℃)暖房機能、高精度電力推定技術、中間圧制御式個別除霜技術を機器省エネ特性に付加することで、暖房立ち上がり時や除霜復帰時のデマンドやピークカットを最適にコントロールし、快適性を維持・向上させながら電力負荷平準化や電力使用量削減に寄与すること、その他寒冷地ソリューション機能を含め高効率ヒートポンプ製品の普及拡大に資することが評価され受賞に至りました。なお、本効果は北海道電力株式会社と共同で札幌市の実物件にて実証しています。
当社は、今後もグローバルに活躍するヒートポンプソリューションカンパニーとして、これまで培ってきた省エネ技術やヒートポンプ応用技術を用いて、社会並びに地球環境に貢献していきます。
注1 Electric Heat Pump(電気式ヒートポンプ)の略
注2 2022年6月現在、ビル用マルチ寒冷地モデル10,12HPのAPF(2015)において。
注3 2022年6月現在、空調システムにおいて、当社調べ。
公式プレスリリースはこちら: 令和4年度デマンドサイドマネジメント表彰 機器部門において「スーパーマルチuシリーズ 暖太郎」が「経済産業省資源エネルギー庁長官賞」を受賞