次世代空間の構築を提案
住空間の新コンセプトやビジネスチャンスを創出する国際見本市「LIVING & DESIGN 2019―住まいと暮らしのリノベーション―」が、このほど大阪・南港のインテックス大阪(5号館)で開催され、多くの来場者が詰めかけた。
11回目を迎えた今回は、「NEW QUALITY 付加価値時代の始まり」をテーマに、海外企業を含め100社近くの企業や団体が出展。これからの住まい空間やコントラクト空間、ホテルなど次世代空間の構築を提案した。
電材業界からは、ダイキン工業がブース展示したほか、大光電機とコイズミ照明がインテリア産業協会関西支部の会員企業として協賛出展した。
大光電機は和ダイニングペンダント(和紙貼り)などを、コイズミ照明はペンダントやリビングスタンドなどを同協会ブース内に設えたリビング空間で、実際に点灯して披露した。
ダイキン工業は7種類の色、質感と薄型のスタイリッシュフォルムを融合させたルームエアコン「risora(リソラ)」を紹介した。
展示とともに毎回話題を集めるセミナーでは、ファッションアパレルから食までプランディングで活躍するプロデューサーの日比野正雄氏や大阪中之島美術館公募型設計競技で最優秀賞を受賞した建築家の遠藤克彦氏によるセミナー、出展者主催セミナーも開催。
また、デザイナーのコシノジュンコ氏を迎え、「広がるデザインの力」をテーマにデザインプロデューの喜多俊之氏とのトークセッションも開かれ聴講者が詰めかけた。
特別企画として第3回目を迎えた「新素材展」は、空間造りに関わる建築家やデザイナー、クリエイターの、自身の作品や空間の中で使われた、印象に残るユニークな素材、その使い方や技術を持つメーカーなどを、その作品事例と共に展示。
また、「木材を使ったデザインコンペ」で入賞した作品をパネル展示し、来場者に紹介していた。