マスプロ電工はこのほど、ケーブルテレビ向けの遠隔制御機能付光受信機「ORD7BCTR3H」の受注を開始した。
今回開発したORD7BCTR3Hは、現行品のORD7BCTR3をベースにした高出力モデルで、低受光タイプの光受信機においてはＢＳ・ＣＳ帯域が業界最高のＲＦ出力となる９２dBμＶを実現し、ケーブル加入者の多様な宅内設備のレベル設計に対応する。
【おもな特長】
◇遠隔制御機能付
遠隔制御センター装置からの制御信号で光受信機のＲＦ出力をＯＮ／ＯＦＦでき、７０〜７７０MHzと１０００〜２６８１MHzを同時または個別に制御できる。
◇電源部内蔵型（着脱式）構造
内蔵された電源部は取外しでき、屋内の電源部から屋外に設置した光受信部へ同軸ケーブルで電源重畳できる。
◇ローゼット機能を内蔵
光ファイバートレイ内蔵で光ファイバーの接続が機器内で行える。機器内にはメカニカルスプライスなど３個、ＷＤＭフィルター１個、ＳＣアダプター２個を固定でき、外部にローゼットボックスなどを設置する必要がなくなる。
◇光入力レベル・RF出力表示灯
底面に設けられた「光入力」と「ＲＦ」のパイロットランプにより、光入力レベルの正常／異常またはＲＦ出力のＯＮ／ＯＦＦ状態を点灯色の違いにより確認できる。
◇電源部に異常お知らせ機能
光受信部と電源部の接続状態を電源部の表示灯で通知し、光受信部が離れた場所にある場合でも電源部から配線状態を確認できる。
◇光コードも取付け可能
光ドロップケーブルの取付けはワンタッチのケーブルストッパーでしっかりと固定できる構造になっており、従来機種で使用していたビス留めをなくして工具不要で取付けできる。通常のドロップケーブル以外にφ３㎜の光コードも同時に取り付けできる。
◇防じん・防水性能ＩＰ２４対応
防じん・防水性能ＩＰ２４対応で防水性能以外にも外来固形物の侵入対策に配慮する。
電材流通新聞2020年8月20日号掲載
