設備投資額は38.9%増
国土交通省はこのほど、大手建設業者を対象とした「令和元年建設業活動実態調査」の結果を公表した。国内売上高の総額は前年比7.7%増、設備投資額は同38.9%増となった。
建設業活動実態調査では、大きな市場シェアを有するとともに多角化・国際化等の面で実績を有する大手建設業者を対象に、企業活動の実態を毎年調査している。
国内売上高の総額は16兆2495億円(前年比7.7%増)で、8年連続の増加となった。事業別に内訳をみると、土木建築工事が12兆2913億円(同6.8%増)、設備工事業が3兆3688億円(同10.6%増)であった。
また、建設工事以外の売上げは、建設関連業が1307億円(同1.5%増)、不動産業、設備機器の製造・販売等その他事業が4587億円(同13.4%増)であった。
設備投資額は3310億円(前年比38.9%増)で、5年連続の増加となった。分野別に内訳をみると、研究所が224億円(同35.1%増)、資機材センターが30億円(同10.9%増)、情報センターが5億円(同3730.8%増)、その他設備投資が3051億円(同39.3%増)となった。
その他の内容としては、機械設備・器具等が326億円(同32.9%増)、社屋等の業務用土地・建物が764億円(同6.5%増)、情報システム関連設備が70億円(同14.3%増)、その他が1891億円(同62.1%増)であった。