(株)ビー・アンド・プラス コンセントの電力を空間伝送

交流AC100 Vのワイヤレス給電を開発

直流(DC)の電力伝送を行うワイヤレス給電は年々市場への活用が広がっている。 一方、身近で使われる各種電子機器は、コンセントから交流(AC)100 Vの交流電力を用いて使用するものが多い。
そのようななか(株)ビー・アンド・プラスは、交流の電力伝送を行うワイヤレス給電を開発し、AC100 Vのワイヤレス電力伝送を実現した。

●従来の課題
従来のワイヤレス給電は、 直流電圧を入力し、 直流電圧を出力する機器が大多数を占めていた。そのため、AC100Vなどを伝送する場合、「AC100VをDCの電圧に変換」してワイヤレス給電を実施。その後、インバータを用いて「DCの電圧をAC100Vに変換」する必要があった。そのため、変換器が必要となり機器構成が複雑になっていた。
また、「AC→DC」および「DC→AC」の変換で電力ロスが発生して、効率が悪かった。

●交流ワイヤレス給電の特徴
交流ワイヤレス給電により、DC⇔AC変換器が不要になり、システム全体が小型化かつ伝送効率が向上した。
また、AC100 Vの伝送のため、電源タップに接続すればテレビや携帯電話の充電など、複数の機器へ給電が可能となった。壁越しや水中でも給電できる。

オーム社「電気と工事」2021年5月号掲載