株式会社フォトロン(本社：東京都千代田区、代表取締役社長 瀧水隆)は、100万画素解像度で20,000コマ/秒、最高撮影速度110万コマ/秒の高速撮影が可能な小型軽量の高速度カメラ
『FASTCAM Nova S20』を2022年4月5日（火）より発売いたします。
製品名 発売日 『FASTCAM Nova S20』 2022年4月5日 ※価格はお問い合わせください。
製品化の背景
民間企業の研究開発部門や大学・官公庁の最先端の研究開発テーマにおいて、高速度カメラに要求される撮影速度と解像度の性能は年々向上しています。当社では、このようなニーズに応えるべく、高い撮影性能をコンパクトな筐体で実現した高速度カメラ「FASTCAM Nova Sシリーズ」の最上位モデルとなるS20を開発、発売します。
「FASTCAM Nova S20」は、従来の最上位機種である「FASTCAM SA-Z」と同等の撮影性能（100万画素解像度で20,000コマ/秒）を有し、体積もマイナス60%※、質量もマイナス70%※ の小型/軽量化を実現しました。
この持ち運びしやすく、作業効率も良いハイエンド高速度カメラが、最先端の研究分野で広く支持されることを当社では確信しております。
※FASTCAM SA-Zとの比較
>製品情報はこちら『FASTCAM Nova S20』の主な特長
100万画素で20,000コマ/秒の高速・高解像度撮影性能
『FASTCAM Nova S20』は100万画素(1024×912画素)で20,000コマ/秒、最高撮影速度は110万コマ/秒の撮影が可能です。
120×120×217.2 mm（WHD）、3.3kgの小型軽量密閉筐体
片手で持ち運びできる小型軽量ボディは密閉筐体かつ最大30Gの耐衝撃性能を持ち、あらゆる場所に持ち運びできる高い携帯性を実現しました。
新改良の低ノイズ、高感度CMOSセンサーを搭載
定評のある当社高速CMOSセンサーを新たに改良し、低ノイズかつISOモノクロ64,000/カラー16,000という超高感度性能を実現。従来では撮影が困難だった暗部の撮影が可能です。エンジン燃焼、流体、DIC（ひずみ解析）などの撮影に最適です。
超高速データ保存が可能な「FAST Drive 4TB」に対応
専用SSDのFAST Drive 4TB対応で超高速データ保存が可能です。従来比※1 約10倍のデータ転送速度により10分の待ち時間を1分に短縮できるので、高速撮影にかかる作業が効率的に行えます。
※1 FAST Drive保存とFASTCAM SA1.1のギガビットイーサネット保存との比較遠隔操作可能なEFマウント対応
一般的な高速度カメラで採用されているGタイプFマウント、Cマウントといったレンズマウントに加え、オプションでEFマウントにも対応しています。絞りとフォーカスをコントロールPCから遠隔操作できます。
さまざまな撮影・計測に役立つ多彩な機能を搭載
- ランダムリセットトリガーモード：パルスレーザーとの同期ができます。
- 可変周波数同期機能：エンジンのクランク角度信号など周期が不定期な信号と同期撮影が可能です。
- デュアルスロープシャッター機能：金属材料の撮影や溶接の撮影など、画面内に明暗が発生する際に極端に明るい部分のみを暗くし、ダイナミックレンジを拡大して撮影できる機能です。
- ファン停止機能：微小体の撮影時に役立ちます。
この他にもさまざまな撮影、計測に役立つ機能を多数搭載しています。
公式プレスリリースはこちら: 高性能・小型軽量密閉筐体、100万画素で20,000 fpsの撮影性能 ハイエンド・コンパクト高速度カメラ『FASTCAM Nova S20』新発売
