【感震ブレーカー】震度5強以上の揺れを感知すると自動で通電遮断/内閣府が首都圏ほぼ全世帯への設置を目指す方針を発表

特定遮断と全体遮断を併用

感震ブレーカー(電気火災防止装置)とは、揺れを感知すると自動でブレーカーを落とし電気を遮断。通電火災を未然に防ぐ機器です。

2024年 能登半島地震における電気火災

2024年1月1日に発生した能登半島地震では、電気回線のショートによる電気火災が多数発生し、地震被害をさらに拡大させました。揺れを感知し自動的に電気を遮断する「感震ブレーカー」の設置があれば防げた二次災害も多いと専門家は指摘しています。

日本経済新聞 2024年2月15日

出典 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE1564Y0V10C24A2000000/

令和6年能登半島地震において発生した輪島市大規模火災における消防庁長官の火災原因調査出典 https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-148/01/shiryou2.pdf

電気火災(通電火災)とは

電気火災(通電火災)とは、地震などにより一時的に停電し、その後復旧した際に転倒したストーブや照明器具に通電して火災に発展するものです。
また、電気配線の破損がある場合には、その火花が漏れたガスに引火するケースもあります。1995年の阪神淡路大震災、ならびに2011年の東日本大震災で発生した火災の多くが通電火災によるものといわれています。

電気火災(通電火災)

感震ブレーカーの種類

おもりの落下を利用した簡易的なものから、工事が必要な分電盤に取り付けるタイプなど、様々な種類のものが流通しています。
感震ブレーカー 種類

コンセントに取り付けるだけ/遮断までの時間が調整可能な感震ブレーカー

三和商事の感震ブレーカー「zen断+(プラス)」は、コンセントに差し込むだけで設置ができ、かつ電気が遮断(ブレーカーが落ちる)までの時間を任意で設定できる機能があります。

三和商事 感震ブレーカー「zen断+(プラス)」

三和商事 zen断+(プラス)

zen断+(プラス)は、震度5強相当以上の強い揺れを感知すると、自動で通電を遮断します。振り子の原理を応用した特許技術により、正確に揺れを感知し、作動します。
振り子の原理で震度を感知するため故障の心配がなく、定期的に動作テストをする必要もありません。
さらに、業界初のタイマー機能により、0〜3分の範囲で、30秒ごとに遮断までの時間を設定できます。
これにより、ご家庭の状況に合わせた柔軟な防災対策が可能となり、他社製品にはない特徴として消防局からも高い評価を得ています。この30秒タイマー機能は同商品だけの機能です。

なぜ即時遮断ではないのか?

三和商事 zen断+(プラス) タイマー

即時に電気を切る(ブレーカーを落とす)と、避難に必要な照明まで消えてしまいます。
避難に必要な時間は住宅環境や家族構成によって異なり、正解はありません。
そこで「自分で設定できる」という点が、消防局からも高く評価されています。

アース線だけでなく「3ピンコンセント」の対応が可能

zen断+(プラス)は、アース付きコンセントに差し、アース線を取り付けることで正常に作動します。
しくみとしては疑似漏電を起こし通電を遮断させます。zen断+(プラス)のコンセントプラグは、近年の住宅に普及している「3ピンコンセント」に対応できるようにしました。アース線で使用する場合は3ピンのアースプラグを取り外し、側面のカバー下のピン穴にアース線を差し込む形でのご使用となります。

※アースプラグは手で回して簡単に取り外しができます。

三和商事 zen断+(プラス) 取り付け


製品仕様

商品名 zen断+(ぜんだんぷらす)
商品コード SND250 GTα
カラー ホワイト
外形サイズ 約W50×D33 ×H60mm
地震感知 震度5強相当以上(感震ブレーカー等の性能評価ガイドラインに準拠)
その他 250gal 周期0.5秒にて作動/80gal 周期0.3秒にて不動作

※家庭に設置されている壁のコンセント専用です
※延長コードや卓上電源タップには使用できません

メーカー商品ページ
https://e-sanwa.jp/corporate/zendan/

zen断+(プラス) 取扱説明書
https://e-sanwa.jp/corporate/wp-content/uploads/2025/12/torisetsu-zen.pdf

特定遮断型 感震ブレーカー「COCO断(ココダン)」

三和商事 COCO断(ココダン)

三和商事 COCO断(ココダン)

「COCO断(ココダン)」は、震度5強相当以上の強い揺れを感知すると、自動で同製品内の通電を遮断する感震ブレーカーです。コンセントに差し込むだけで簡単に設置することができる、特定遮断タイプの感震ブレーカーとなります。

製品仕様

製品名 感震ブレーカー「coco断」
型番 SND250GE
定格電圧 AC100V(50/60Hz)
対象コンセント 壁面に設けられた一般的なコンセントに限り取付け可能
本体寸法 W55.2mm × H97.7mm × D32.7mm
重量 約150g
使用環境温度 0℃〜40℃

※家庭に設置されている壁のコンセント専用です
※延長コードや卓上電源タップには使用できません

特定遮断と全体遮断を併用するメリット

有事の際に電気を遮断する中で、夜間や早朝など外が暗い時間帯に作動する場合が考えられます。通電火災防止には電気を遮断することが有効ですが、避難経路を確保するための照明も消えてしまいます。

  • 火の元になりそうな電気機器を即時遮断:COCO断
  • 状況に合わせて家全体の通電をタイマーで遮断:zen断+

三和商事 特定遮断型感震ブレーカー COCO断(ココダン)

特定遮断と全体遮断を併用

総務省消防庁が推奨

総務省消防庁の資料に、三和商事のzen断+(プラス)とCOCO断(ココダン)が掲載されています。

総務省消防庁 感震ブレーカー推奨品総務省消防庁 感震ブレーカー推奨品

出典 https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-166/04/sankou6.pdf

日本消防設備安全センター推奨品

このほか行政機関が発行の各資料において、感震ブレーカーの重要性が明記されています。

地震による電気火災対策を!(経済産業省)
https://www.fdma.go.jp/relocation/html/life/yobou_contents/materials/pdf/29_zisin.pdf

感震ブレーカーの設置促進に向けた取組の強化(総務省消防庁)
https://www.soumu.go.jp/main_content/001052433.pdf

補助金制度

市区町村レベルでは全国的に補助金対応が広がりつつあります。各自治体の広報内容と併せてご覧ください。

都道府県・市区町村における感震ブレーカーの支援制度一覧(令和6年度): 防災情報のページ – 内閣府
https://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/denkikasaitaisaku/out250228.html

創出される需要

電気工事に従事される方々には以下の観点から需要が見込まれます。

  • 感震センサーとブレーカー本体の設置工事
  • 復電時の漏電確認用テスター・計測器
  • 家庭用分電盤の更新・強化
  • まだ市場に浸透していない
  • 商品は導入期にあり、メーカーは販売チャネルを絞って展開している
  • 将来の売上を取り込む基盤を早い段階で築ける

社会貢献の見地からも大きな意義のある製品です。
ぜひご検討ください。

メディア掲載情報

2026年6月12日、以下の報道がありました。

首都直下地震対策で基本計画決定 感震ブレーカーとは?対象地域で“おおむね設置”目指す(NHK ONE)
https://news.web.nhk/shutoken/articles/101/032/66/

政府が首都直下地震に備え、今後10年間に達成すべき目標を11年ぶりに見直した、という内容です。

1万8000人と予想される同地震の死者数を半数以下にすることを目指し、感震ブレーカーをほぼ全ての世帯に設置することを目標に掲げています。

首都直下地震に備え政府は、今後10年間に達成すべき目標などを11年ぶりに見直しました。

犠牲者の死因の6割を占める火災に有効とされる「感震ブレーカー」のほぼ全世帯への設置を目指す方針です。

<1万8000人の死者を「半減以上に」 政府が新目標】>

去年12月に公表された首都直下地震の被害想定では、死者は1万8000人で建物の全壊が40万棟と推計されています。

政府は今後10年でこの被害をそれぞれ「半減以上に」することを目指し、実現に向けた189個の目標を設定しました。

計画をまとめた内閣府は毎年、それぞれの目標について対策が進んでいるかを確認する方針です。

<電気が原因の出火防止の切り札「感震ブレーカー」を全家庭に>

目標では、揺れを感知し自動でブレーカーを落とす「感震ブレーカー」について、現在、設置率が20パーセントのところをほぼすべての家庭に取り付けるとしていて電気による火災を減らしたい考えです。

<能登半島地震で感震ブレーカーの認知高まる>

木造住宅が密集していて火災のリスクが東京都内で最も高い地区を持つ足立区は、独自の補助金を出して感震ブレーカーの普及に取り組んでいます。

おととしの能登半島地震で問い合わせが増え、あわせて400件以上の補助の申請があったということです。

テレ朝NEWS/テレビ朝日報道局

参考

三和商事株式会社
https://e-sanwa.jp/corporate/

感震ブレーカー zen断(ゼンダン)
https://e-sanwa.jp/corporate/zendan/

感震ブレーカー コンセント設置式で簡単設置!「coco断(ココダン)」
https://e-sanwa.jp/corporate/cocodan_breaker/