2020 年を目標に500 kW超の出力を目ざす
(一社)チャデモ協議会は、8月22 日に電気自動車(EV)の次世代急速充電規格を中国の業界団体と連携して開発すると発表。
日本における急速充電規格「CHAdeMO」(チャデモ)の普及を目ざすチャデモ協議会と中国の急速充電規格「GB/T」を推進する電力業界団体「中国電力企業連合会」は、28日に中国・北京で共同開発着手に向けた覚書の調印を行った。
式典には、志賀俊之会長(日産自動車取締役)のほか、姉川尚史代表理事(東京電力ホールディングスフェロー・経営技術戦略研究所長)らが出席した。
次世代急速充電規格は、2020年をめどに、すでに普及している充電器の約10 倍となる500 kW超の出力を目ざす。
各急速充電規格の設置台数の割合は、チャデモが7%(約1万8,000基)、GB/Tが87%(約22 万基)、欧州規格のコンボが3%(約7,000 基)であることから、日中で規格を統一することで、世界シェアが9割を超えることになり、国際標準になる可能性がある。
また、中国との共同開発により、中国マーケットへの参入が容易になり、数量出荷のめどがたつことによるコスト削減も期待できる。