私もひと言 泉州電業 西村元秀代表取締役社長

建販市場が好調
20年以降も堅調、見込む

泉州電業株式会社 西村元秀代表取締役社長

建設電販市場は、好調に推移している。東京五輪の施設建設が追い込みに入ったところに、学校の空調設備関連、首都圏の再開発案件やインバウンド用のホテル建設など複数の需要が重なったためだ。また、消費税率引き上げにともなう国内景気への影響は、まだ分からないものの、あまりないようにも見受けられる。一方、政府が様々な景気底上げ策を講じていることから、増税による景気減速の可能性は低いだろう。
ところで、五輪後の20年以降も、建販電線需要は、大きな落込みがなく、堅調に動く見通し。継続して首都圏等の都市再開発案件があるほか、全国で40年以上経つビルの建て替えが控え、さらにIRカジノ関連の需要も期待できそうだ。また、21年の関西ワールドマスターズや25年の大阪・関西万博開催などのビックイベントも重なり、それらも建販需要の刺激になるとみている。

電線新聞 4179号掲載