【TDKラムダ株式会社】電源製品: 直流高圧入力対応DC-DCオンボード電源PH-A280シリーズに業界最小クラスの600Wモデルを追加

  • 業界最小クラスの高電力密度・超小型サイズ(1/2ブリックサイズ)
  • コンダクションクーリング(伝導放熱)対応の基板搭載タイプ
  • 安全規格EN62477-1 OVCⅢ(過電圧カテゴリⅢ)取得

TDK株式会社(社長:石黒 成直)は、TDK-Lambdaブランドの直流高圧入力対応DC-DCオンボード電源 「PH-A280」シリーズに600Wモデル(PH600A280)を新たに追加したことを発表します。TDKラムダ株式会社(社長:矢代 博行)が2020年1月より販売を開始します。

PH600A280は、当社独自のトランス構成(特許申請中)の採用、機構設計の最適化をおこない業界最小クラスの1/2ブリックサイズと当社現行品に対し50%の小型化を実現しました。また、電力変換効率についても2%高効率化し、お客様の装置の小型化・省エネ化に貢献します。

また、現在量産中の300Wモデル(PH300A280)と同様に、安全規格EN62477-1 (過電圧カテゴリⅢ)の認証を取得しています。本製品をご使用いただくことで、お客様の装置において機械安全国際規格IEC60204-1を取得する際に、電源前段の絶縁トランスを削除できることがあります。これによりお客様の装置の更なる小型軽量化・低コスト化を可能にします。

さらに、外付け入力コンデンサ容量をお客様で調整いただくことで、お客様の装置が必要とする出力保持時間を任意に設計いただくことができ、出力保持時間を重要視されるロボットコントローラやFA機器などのアプリケーション要求にも柔軟に対応します。

主な用途

  • ロボットコントローラ、FA機器、ICT機器、半導体製造装置など

主な特長と利点

  • 超小型:600W出力で業界最小クラスの1/2ブリックサイズ(現行品比50%小型化)
  • 高効率:93%(280VDC入力)
  • コンダクションクーリング(伝導放熱)対応の基板搭載タイプ
  • 各種安全規格取得:UL/CSA/EN62368-1、EN62477-1 OVCⅢ(過電圧カテゴリⅢ)
  • 広い動作温度範囲:-40~+100℃(ベースプレート温度)

主な仕様:PH600A280

モデル名 PH600A280-24
入力電圧範囲 200 ~ 425VDC
効率(Typ.) 93%(入力電圧280VDC時)
定格出力電圧
(電圧可変範囲)
24VDC
(14.4 ~ 28.8VDC)
最大出力電流 25A
最大出力電力 600W
保護機能 過電圧保護、過電流保護
リモートON/OFF あり
使用温度範囲 -40 ~ +100℃(ベースプレート温度)
サイズ(W × H × D) 61.0×12.7×57.9mm(1/2ブリックサイズ)

TDK株式会社について

TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています。2019年3月期の売上は約1兆3000億円で、従業員総数は全世界で約105,000人です。

TDK ラムダ株式会社について

TDKグループのTDKラムダ株式会社は、産業機器向け電源のリーディングカンパニーとして、高信頼の電源をグローバルに幅広く展開しています。日本、中国、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの世界5極に研究開発拠点を置き、開発・製造から販売・保守までのフルファンクション体制でお客さまのさまざまなニーズにお応えしていきます。詳細は、https://www.jp.lambda.tdk.com/ja/をご覧下さい。


公式プレスリリースはこちら: 電源製品: 直流高圧入力対応DC-DCオンボード電源PH-A280シリーズに業界最小クラスの600Wモデルを追加