【日東工業】新たに風雨性能 評価基準を制定 屋外キャビネット

日東工業はこのほど、屋外キャビネットの風と雨を同時に試験評価する規格に基づいた風雨性能評価基準を制定した。
情報化社会の発展により、屋外に設置される監視カメラや携帯基地局など情報通信インフラの重要度が増すなか、使用される電源や情報通信機器を収納する屋外キャビネットは台風や暴風雨などによる風と雨を同時に強く受けるため、過酷な自然環境にも耐える性能が要求されている。

従来、キャビネットの性能評価は、危険な箇所への接近や外来固形物の侵入と水の浸入に対する保護について別々に試験評価され、IP性能(防塵・防水性能)で表示されている。
今回制定した評価基準は、建材試験センターと防災科学技術研究所の協力を得て、風と雨の同時性を考慮した規格「キャビネット及び宅配ボックスの水漏れ試験方法(送風散水試験法)」(JSTMW 6401:2020)による試験を適用して風と雨の同時性を考慮した評価を行い、風雨等級(WP)で表示される。

同社では、従来のIP性能表示に加えて台風等を模擬した強風・降雨・風圧を作り出すことができる「風雨試験設備」を使用し、屋外キャビネットの風雨性能の評価をすすめている。
対応製品には風雨等級(WP)を追加して表示し、さらなる電気と情報通信のインフラをサポートする。

 □風雨性能評価基準
WP(Weather Protection)コードとは、「JSTM W 6401」に定められる試験方法で検証した結果、評価基準の性能を満たした製品に付与できる風雨等級を記号で示したもの。

電材流通新聞2020年5月7日号掲載