全日電工連 電気工事業の今後の方向性など知見広める 「スキルアップ研修会」実施

「広がるIoT 変化を商機に」を教材に
全日電材連やメーカーにも協力を呼びかける

全日本電気工事業工業組合連合会は、平成30〜31年度の「スキルアップ研修会・知見拡充研修」において、スマートパワー運動など電気工事業としての今後の方向性提案などの知見を広める研修会を実施する。実施にあたっては、全日本電設資材卸業協同組合連合会や主要メーカーなどにも協力を呼びかける。

AI・IoTの領域で進展している技術が加速、浸透しつつあるが、電気工事業界にとってもIoT市場の拡大という変化を踏まえて住宅・建築市場でのビジネスチャンスとすべく、広がるIoTの現状把握や産業界・電力業界でのIoT化の波をとらえて、新たな需要への最適な設備・システムの提案が必要となっている。
このような変革期を迎えるなか、“製・販・工”は昨年秋に「新しい電気のカタチ」を三位一体で啓発・提案する「スマートパワー運動」をスタートさせた。
スキルアップ研修会においては、スマートパワー運動の展開と合わせて、先ごろ発刊した「広がるIoT 変化を商機に」を教材に電気工事業としての今後の方向性提案などの知見を広める。
研修会は、各ブロック連合会もしくは各都道府県電工組単位での実施となるが、全日電材連各単組や主要メーカーにも協力を呼びかける。

電材流通新聞2018年4月19日号掲載