JEMA 第67回電機工業技術功績者表彰

最優秀賞に東芝 優秀賞にパナソニックなど

日本電機工業会(JEMA)はこのほど、「2018年度(第67回)電機工業技術功績者表彰」の受賞者を決定した。
「電機工業技術功績者表彰」は、重電部門・家電部門・ものづくり部門の各分野において、新製品・新技術開発などによって優れた成果を挙げ、電機工業の進歩発達に貢献した人々を表彰するもので、2004年度(第53回)からは同会の委員会活動での成果に対しても表彰している。
今年度は、正会員会社40社から108件の推薦があり、最優秀賞1件、優秀賞3件、優良賞21件、奨励賞57件の計82件が受賞した。
委員会活動については5件の推薦があり、最優秀賞1件、優秀賞1件、優良賞2件、奨励賞1件が受賞した。
正会員会社の最優秀賞には、東芝の「操作性・安全性に優れる冷凍機冷却式超電導磁石の開発と実用化」が選ばれた。
受賞概要
【正会員会社】
■最優秀賞(1件)
株式会社東芝
「操作性・安全性に優れる冷凍機冷却式超電導磁石の開発と実用化」
■優秀賞(3件)
〈重電部門〉
株式会社 明電舎
「世界最高204kVクラス真空遮断器搭載形ガス絶縁開閉装置の開発」
〈家電部門〉
パナソニック株式会社
「新放電方式(マルチリーダ放電)で、OHラジカル生成量『10倍』を実現した『ナノイーX』デバイスの開発」
〈ものづくり部門〉
三菱電機株式会社
「革新的な製造方式により高信頼性を実現した高圧変流器の開発」
【委員会活動】
■最優秀賞(1件)
電気冷蔵庫技術専門委員会省エネ普及評価WG
「電気冷蔵庫の国際標準、JISなど標準開発、普及並びに省エネ施策への対応」
■優秀賞(1件)
可変速駆動システムIEC対応分科会
「可変速駆動システムの効率に関する国際標準に対する提案」
■優良賞(2件)
LCA—WG
「製品のライフサイクルCO2簡易算出手法の確立と算出ツール開発」
太陽光発電システムEMC検討委員会
「日本主導による太陽光発電システム用パワーコンディショナのEMC規格(IEC規格)の策定」
■奨励賞(1件)
接続課題検討タスクフォース
「HEMS—機器の相互接続性向上のためのガイドライン策定」

電材流通新聞2018年4月19日号掲載